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「韓国哨戒艦爆沈の潜水艇乗組員、6カ月後に昇進」…脱北者が主張

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が2010年3月に韓国哨戒艦「天安」爆沈事件を起こした潜水艇の乗組員を一斉に昇進させて表彰した、という主張が7日に出てきた。

北朝鮮で内閣中央機関責任部員として勤務したアン・チョルラムさん(仮名、昨年脱北・年初に韓国入り)はこの日の記者会見で、「平壌(ピョンヤン)で親しかった人の親戚が韓国哨戒艦『天安』を攻撃した潜水艇の機関長だった」とし「2010年10月に『共和国英雄称号』を受け、機関長から副艦長に、大尉から中佐(韓国の少領と中領の間の階級)へと2階級進級した」と明らかにした。続いて「天安攻撃のために出動した潜水艇に一緒に乗っていた艦長と副艦長、甲板長も共和国英雄称号を受けた」とし「他の乗組員も褒賞を受け、6カ月間休養した」と述べた。

アンさんは「北朝鮮の住民は、天安爆沈事件が、99年の第1次延坪海戦で北朝鮮海軍が大敗した後、約10年間にわたり報復のために緻密に準備したという事実をみんな知っている」とし「北朝鮮当局は天安攻撃直後に褒賞する場合、自国の仕業であることが明らかになるため、6カ月後に褒賞した」と説明した。


アンさんと一緒に記者会見に出席したキム・チョルさん(仮名)は「一部の人は天安を攻撃したバブルジェット魚雷を北朝鮮が製作できないというが、これは事実でない」とし「90年代に金正日(キム・ジョンイル)の指示でバブルジェット魚雷をはじめ、高速走行(超高速)魚雷などをすでに開発した」と述べた。

北朝鮮第2経済委員会(韓国の防衛事業庁に相当)で勤務していたキムさんは「第2経済委員会で魚雷水中爆発業務を担当していた」とし「バブルジェットを発生させるためにガスが膨張する時は温度がむしろ下がるので、魚雷に書かれた『1番』という文字が残っているのが正常」と説明した。

2人の記者会見は韓半島安保・統一フォーラム(代表ナム・ジェジュン元陸軍参謀総長)の主管で行われた。2人は「天安爆沈の原因を再調査するべきだという主張が出てきて証言することを決心した」と話した。

これに先立ち先月23日、林東源(イム・ドンウォン)元統一部長官と白楽晴(ベク・ナクチョン)ソウル大名誉教授が共同代表を務める韓半島平和フォーラムは「国民の疑惑を払拭させるために次期政府が天安沈没原因を再調査する必要がある」と主張した。



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