5日正午、ソウルの江西(カンソ)大橋に近い江辺(カンビョン)北路。一山(イルサン)から九里(クリ)方向に向け走行中の車両が一斉にハザードランプを点灯し、時速10キロメートル未満ののろのろ運転を始めた。この日午前11時から降り始めた雪が突然強まったためだ。気象庁によると正午から1時間の間にソウル地域だけで3センチ近い大雪が降った。この日1日でソウル地域に降った雪は7.8センチ。12月上旬の積雪量としては32年来の大雪となった。2時間で九里方面に向かう江辺北路上り線では10件余りの交通事故が同時多発的に起き深刻な渋滞が起きた。チョ・ジョンホさんは「雪が突然降り始め、1キロメートルごとに追突事故を1件ずつ目撃した。江西大橋から麻浦(マポ)路へ抜けるのに2時間以上かかった」と話した。オリンピック大路と江辺北路など都市高速道路と世宗路(セジョンロ)、テヘラン路など主要道路も駐車場に変わった。
各地で交通事故が相次いで発生した。正午ごろ西海岸高速道路の瑞山(ソサン)インターチェンジ付近で大型タンクローリー1台がスリップ事故を起こし1時間にわたり通行がまひした。午後0時5分ごろには仁川(インチョン)空港高速道路シンブルインターチェンジ近くでは10台が絡む追突事故が起きた。
午後1時40分には運行中だった議政府(ウィジョンブ)軽電鉄が突然立ち往生した。この事故で上下線合わせて10本の運行も中断し、乗客は大雪の中を歩いて公共交通機関への乗り換えを余儀なくされた。
空港では一部の便が欠航した。午後6時までに金浦(キンポ)空港で国内線63便、仁川空港で国際線29便の到着と出発がキャンセルされた。海上では仁川~ペクリョン・恋浦(ヨンポ)と、木浦(モクポ)~紅島(ホンド)を運航する旅客船12航路17隻の運航が中断された。
気象庁はこの日午後0時10分を期してソウルなど首都圏と江原道(カンウォンド)、忠清南道(チュンチョンナムド)、西海岸の一部地域に大雪注意報を出した。大雪注意報は24時間で雪が5センチ以上積もると予想される時に発出される。各地方警察庁は大雪注意報の発令を受け午後1時を期して警戒態勢を敷き、交通規制のため警察官を主要地点に配置した。ソウル、京畿道(キョンギド)、仁川など首都圏の坂道20カ所余りで両方向車両通行が一時的に規制された。
中央災害安全対策本部と自治体職員らも非常勤務に入った。対策本部はこの日午前6時から非常勤務に入り、全国の雪に弱い区間1520カ所に塩化カルシウムと塩16万7000トンを配置した。ソウル市は午後2時から職員6500人余りと除雪装備1060台を動員して塩化カルシウムと塩3187トンを道路に散布した。区庁と洞事務所職員も道路の除雪作業を行った。だが、積もった雪に比べ装備と人材が不足しており、路面凍結する可能性が大きい。
降雪は午後5時から徐々に弱まり、交通渋滞も緩和したため帰宅時間帯の混乱はなかった。代わりに市民が地下鉄に流れ込み普段よりも大幅に混雑した。ソウル市は大雪で市民の地下鉄利用が増えたことから、5日の終列車の時間を30分延長した。6日の通勤ラッシュ時の集中配車終了時間も通常の午前9時から30分延長し32本を増便運行することにした。
この日ソウル地域に降った大雪は西海(黄海)の暖かい水蒸気と氷点下40度の上層の空気が混ざりながら瞬間的に大きな雪雲が作られたのが原因だ。気象庁のチャン・ヒョンシク通報官は、「ソウルは6日朝の最低気温が氷点下10度と予想されるなど、済州道(チェジュド)を除いた全国が氷点下に下がる」と話した。特に5日に降った雪が夜中に凍結することが予想され、6日の通勤時間帯の交通安全と水道管の凍結防止に格別に留意するよう求めた。気象庁は7日に雪が降った後、週末の8日に再び厳しい寒さが押し寄せると予想している。
各地で交通事故が相次いで発生した。正午ごろ西海岸高速道路の瑞山(ソサン)インターチェンジ付近で大型タンクローリー1台がスリップ事故を起こし1時間にわたり通行がまひした。午後0時5分ごろには仁川(インチョン)空港高速道路シンブルインターチェンジ近くでは10台が絡む追突事故が起きた。
午後1時40分には運行中だった議政府(ウィジョンブ)軽電鉄が突然立ち往生した。この事故で上下線合わせて10本の運行も中断し、乗客は大雪の中を歩いて公共交通機関への乗り換えを余儀なくされた。
空港では一部の便が欠航した。午後6時までに金浦(キンポ)空港で国内線63便、仁川空港で国際線29便の到着と出発がキャンセルされた。海上では仁川~ペクリョン・恋浦(ヨンポ)と、木浦(モクポ)~紅島(ホンド)を運航する旅客船12航路17隻の運航が中断された。
気象庁はこの日午後0時10分を期してソウルなど首都圏と江原道(カンウォンド)、忠清南道(チュンチョンナムド)、西海岸の一部地域に大雪注意報を出した。大雪注意報は24時間で雪が5センチ以上積もると予想される時に発出される。各地方警察庁は大雪注意報の発令を受け午後1時を期して警戒態勢を敷き、交通規制のため警察官を主要地点に配置した。ソウル、京畿道(キョンギド)、仁川など首都圏の坂道20カ所余りで両方向車両通行が一時的に規制された。
中央災害安全対策本部と自治体職員らも非常勤務に入った。対策本部はこの日午前6時から非常勤務に入り、全国の雪に弱い区間1520カ所に塩化カルシウムと塩16万7000トンを配置した。ソウル市は午後2時から職員6500人余りと除雪装備1060台を動員して塩化カルシウムと塩3187トンを道路に散布した。区庁と洞事務所職員も道路の除雪作業を行った。だが、積もった雪に比べ装備と人材が不足しており、路面凍結する可能性が大きい。
降雪は午後5時から徐々に弱まり、交通渋滞も緩和したため帰宅時間帯の混乱はなかった。代わりに市民が地下鉄に流れ込み普段よりも大幅に混雑した。ソウル市は大雪で市民の地下鉄利用が増えたことから、5日の終列車の時間を30分延長した。6日の通勤ラッシュ時の集中配車終了時間も通常の午前9時から30分延長し32本を増便運行することにした。
この日ソウル地域に降った大雪は西海(黄海)の暖かい水蒸気と氷点下40度の上層の空気が混ざりながら瞬間的に大きな雪雲が作られたのが原因だ。気象庁のチャン・ヒョンシク通報官は、「ソウルは6日朝の最低気温が氷点下10度と予想されるなど、済州道(チェジュド)を除いた全国が氷点下に下がる」と話した。特に5日に降った雪が夜中に凍結することが予想され、6日の通勤時間帯の交通安全と水道管の凍結防止に格別に留意するよう求めた。気象庁は7日に雪が降った後、週末の8日に再び厳しい寒さが押し寄せると予想している。
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