ソマリアで海賊に拉致されたシンガポール船籍の「ジェミニ号」に乗った韓国人船員4人が1日、劇的に解放された。昨年4月30日の拉致から582日ぶり、昨年11月30日に解放過程で再度拘束されてからちょうど1年ぶりとなる。シンガポールの船会社が海賊側と行った身代金交渉が最近になり急進展し、解放が近づいているとの知らせが入ってから10日ぶりで解放が実現した。
外交通商部は1日午後5時55分ごろ、船長のパク・ヒョンヨル氏ら4人が解放され、ソマリア海域に派遣された韓国軍の駆逐艦に無事に乗船したと明らかにした。解放された船員はパク船長のほかキム・ヒョンオン機関長、イ・ゴンイル1等航海士、イ・サンフン機関士。
現地消息筋によると、この日の解放過程は終始緊張感があふれた。昨年11月に海賊が身代金だけ奪い船員を解放しなかったという前歴があり、今回も終盤で突発状況が生じる可能性があったためだ。
外交通商部によると、この日海賊は午後3時ごろにソマリア東部海岸で現地警備会社側に船員3人を先に引き渡し、2時間時後の午後5時ごろに残りの1人を解放した。船員はこれに先立ちソマリア東海岸から20キロメートルほど離れた内陸部の根拠地に移動したという。海賊はまた、当初約束した場所より数百メートル北側で船員を解放した。
韓国政府は当初、ケニア所属の救助船舶を通じソマリア沖30キロメートルほどの海上に待機中だった韓国軍の駆逐艦に移動させる予定だった。しかし2~4メートルの高波となったことから駆逐艦に搭載されたヘリコプターが直接出動して船員を移送した。
外交消息筋は、「午後5時55分ごろに4人の船員全員が駆逐艦に無事到着した。ソマリア周辺国にある韓国大使館で保護する予定だ」と伝えた。同消息筋は、「船員は健康診断と必要な行政手続きを終え次第、最大限早い時期に航空便で帰国する予定。早ければ12月5~6日に韓国に帰国するものとみられる」と伝えた。
解放の知らせに船員の家族らは歓呼した。パク・ヒョンヨル船長の妹のパク・ヒョンエさんは、「兄がソマリア海域から近隣のケニアに移動していると聞いた。これまで待ち焦がれていた心情は言葉では表せない。他の被害者家族もみんな涙を流して喜んでいる」と話した。ジェミニ号の船員を派遣した業者の関係者は「長期間にわたり耐え忍んだ船員と家族に感謝したい」と話した。
外交通商部は1日午後5時55分ごろ、船長のパク・ヒョンヨル氏ら4人が解放され、ソマリア海域に派遣された韓国軍の駆逐艦に無事に乗船したと明らかにした。解放された船員はパク船長のほかキム・ヒョンオン機関長、イ・ゴンイル1等航海士、イ・サンフン機関士。
現地消息筋によると、この日の解放過程は終始緊張感があふれた。昨年11月に海賊が身代金だけ奪い船員を解放しなかったという前歴があり、今回も終盤で突発状況が生じる可能性があったためだ。
外交通商部によると、この日海賊は午後3時ごろにソマリア東部海岸で現地警備会社側に船員3人を先に引き渡し、2時間時後の午後5時ごろに残りの1人を解放した。船員はこれに先立ちソマリア東海岸から20キロメートルほど離れた内陸部の根拠地に移動したという。海賊はまた、当初約束した場所より数百メートル北側で船員を解放した。
韓国政府は当初、ケニア所属の救助船舶を通じソマリア沖30キロメートルほどの海上に待機中だった韓国軍の駆逐艦に移動させる予定だった。しかし2~4メートルの高波となったことから駆逐艦に搭載されたヘリコプターが直接出動して船員を移送した。
外交消息筋は、「午後5時55分ごろに4人の船員全員が駆逐艦に無事到着した。ソマリア周辺国にある韓国大使館で保護する予定だ」と伝えた。同消息筋は、「船員は健康診断と必要な行政手続きを終え次第、最大限早い時期に航空便で帰国する予定。早ければ12月5~6日に韓国に帰国するものとみられる」と伝えた。
解放の知らせに船員の家族らは歓呼した。パク・ヒョンヨル船長の妹のパク・ヒョンエさんは、「兄がソマリア海域から近隣のケニアに移動していると聞いた。これまで待ち焦がれていた心情は言葉では表せない。他の被害者家族もみんな涙を流して喜んでいる」と話した。ジェミニ号の船員を派遣した業者の関係者は「長期間にわたり耐え忍んだ船員と家族に感謝したい」と話した。
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