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スパイ罪を着せて処刑…北の金正恩“血の粛清”なぜ?(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

左から、朴南基(パク・ナムギ)国家計画委員長、金鎰哲(キム・イルチョル)人民武力部長、洪錫亨(ホン・ソクヒョン)労働党計画財政部長。

韓国政府当局者は「金正恩が約40日ぶりにまた保衛部を訪問し、金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)の銅像に対するテロの可能性まで公開的に言及したのは異例」と述べた。 金正日が脳卒中で倒れた08年以降、金正恩が後継者に浮上する過程で、労働党と軍の幹部がスパイ容疑などで相次いで粛清されたのも、北朝鮮内部の異常兆候のためだというのが専門家らの分析だ。

北朝鮮は金正恩が後継者だった09年11月、貨幣改革を施行したが、住民の反発で失敗すると、朴南基(パク・ナムギ)国家計画委員長を翌年1月に処刑した。 後継者の業績にしようとしたが、思い通りにならず、経済官僚の朴南基にスパイ容疑を着せたのだ。 国家安全保衛部の核心人物で金正恩体制構築に貢献した柳敬(リュ・ギョン)副部長もほぼ同じ時期にスパイ罪で銃殺された。

金正恩執権後、血の粛清は加速する雰囲気だ。 昨年12月の金正日の葬儀で霊柩車行列にいた禹東測(ウ・ドンチュク)保衛部第1副部長は3月の人事で粛清された。 また金正恩の“軍部課外教師”と呼ばれた李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長も7月に電撃解任され、行方不明だ。


北朝鮮は朴南基らの粛清などが書かれた『革命隊伍の純潔性を強化していく日々』という冊子を幹部教育用に発刊したと、朝鮮中央テレビが先月11日報じた。 北朝鮮は最近、歩兵軍団長9人のうち6人を入れ替え、7月に任命された玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)総参謀長を副元帥から大将に降格させるなど、軍部に対する統制も進めている。



スパイ罪を着せて処刑…北の金正恩“血の粛清”なぜ?(1)

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