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東京に韓国ミュージカル専用シアターをオープンする日本人…「韓国の底力がうらやましい」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

大里洋吉アミューズ会長は韓国の若いミュージカル関係者と親しい。 俳優チョ・スンウの話が出てくると、「最高、最高」という言葉を連発した。

「日本にはいつ来ましたか。私は韓国から昨日戻りました。 今回は『皇太子ルドルフ』『Trace U』を見ました。『ミルダンの誕生』もおもしろかった」。

最初のあいさつで驚かされた。 韓国のミュージカルマニアでもこれほど見るだろうか。 韓国の実情を詳しく把握していた。大里洋吉会長(66)。 日本の大手芸能プロダクション「アミューズ」の創立者だ。 所属芸能人だけで300人を超える。 当然、影響力が強い。 韓国に例えれば、SMエンターテイメントの李秀満(イ・スマン)会長を考えればよい。 日本大衆文化界の実力者、大里会長が韓国ミュージカルの伝道師となる。 東京・六本木に900席規模の公演会場「アミューズミュージカルシアター」を来年4月にオープンするが、最初の作品が日本のミュージカルではなく韓国ミュージカルだ。 その後、年末まで7作品の韓国創作ミュージカルが舞台に登場する。 作品の選定も大里会長が行った。

なぜ大里会長はこれほど韓国ミュージカルにこだわっているのか。 20日、日本・東京で大里会長に会った。


--韓国通として知られている。 いつから縁があるのか。

「音楽プロデューサーのキム・チャンファンさんと親しかった。 クローンが大人気だった1990年代半ばに初めて韓国に行った。 当時、李秀満氏も紹介された。 当時、日本ではアイドルやガールズグループが音楽市場を主導したが、韓国では馴染みが薄かった。 交流が増えてきて、私も韓国をよく訪問した。 特に大学路(テハンロ)が衝撃的だった」

--どんな点に衝撃を受けたのか。

「私が最初に行った時も50、60カ所の劇場があった。 今は100カ所を超える。 このように狭い空間に公演会場が密集した地域が世界のどこにあるだろうか。 劇場と劇団が連携し、実験劇・商業劇・正統劇など、さまざまなレパートリーがあり、そこに夢を育てようとする若者があふれている。 韓国ミュージカルのハブであり、韓国公演の基盤だ。 私の最終的な夢は、日本に大学路のような空間をつくることだ。 『アミューズ・ミュージカル・シアター』で韓国創作ミュージカルを公演するのがその出発点となる。 制作総括は韓国パートナーのCJ E&Mが担当する」

--なぜ日本ではなく韓国のミュージカルなのか。

「韓国に比べて日本のミュージカル市場規模は3倍を超える。 しかし90%が海外ライセンスミュージカルだ。 これといった日本の創作はない。 韓国ミュージカルを見て、日本の創作者が刺激を受けることを望む」

--韓国創作ミュージカルの強みは。

「ミュージカルというものをよく理解して制作しているというか…。 歌が出ればよいというタイミングにぴったりと歌が出てくる。 それは教育の力だ。 韓国はお金を稼ぐ制作システムと創意性を育てる教育が同時に進行している。 一方、日本にはきちんとした演劇学科やミュージカル学科がほとんどない」



東京に韓国ミュージカル専用シアターをオープンする日本人…「韓国の底力がうらやましい」(2)

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