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<WBC>山本監督が韓国を警戒 「パワーある選手ばかり」

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

李承ヨプ(イ・スンヨプ、サムスン、写真上)、金泰均(キム・テギュン、ハンファ)。

「韓国には経験とパワーを持った選手が多い」。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)3連覇を狙う日本代表の山本浩二監督(66)が、韓国に対する警戒心を表した。

日本のスポーツニッポンは14日、2日前に発表された韓国のWBC予備エントリーを見た山本監督が「北京(五輪)やWBCなど代表経験者が多い。一歩間違えばホームランにできるパワーを持った選手ばかりだ」と述べた、と伝えた。

12日に発表された韓国のWBC予備エントリー28人には、日本で活躍した李承ヨプ(イ・スンヨプ、サムスン)、金泰均(キム・テギュン、ハンファ)をはじめ、現在オリックスでプレーしている李大浩(イ・デホ)が含まれている。この3選手は最終エントリーにも含まれる可能性が高い。長打力はもちろん、日本投手の特性までよく知るため、日本は“要注意人物”として警戒している。


山本監督は「(来年3月に台湾で行われる)韓国の1次ラウンドからスコアラーを派遣する」とし、徹底的に準備する考えを明らかにした。日本は11日に閉幕したアジアシリーズにも、李承ヨプをはじめとする韓国打者を分析するため、代表チームの高代延博守備・走塁コーチ、橋上秀樹戦力分析コーチを派遣していた。

山本監督の警戒は経験から生じている。08年北京五輪で日本代表の守備・走塁コーチを務めた山本監督は当時、予選と準決勝でともに韓国に敗れてうな垂れた。韓国は予選で李大浩が、準決勝では李承ヨプが本塁打を放ち、日本を沈めた。

現役時代に本塁打王を4回、打点王を3回獲得した山本監督は、引退後、89-93年、01ー05年に広島の監督を務め、08年に殿堂入りした。

日本はダルビッシュ有(テキサス)、黒田博樹(ニューヨーク・ヤンキース)、岩隈久志(シアトル)ら現役メジャーリーガーが不参加を決め、投手のエントリー構成が難航している。次善策として前田健太(広島)、吉見一起(中日)、杉内俊哉(読売)を先発陣の主軸とし、田中将大(楽天)を抑え投手に起用する案が有力だ。しかしこの場合、李承ヨプなど日本リーグを経験した韓国代表の打者には大きな負担とならない。山本監督の悩みが深まるしかない状況だ。

日本は16日と18日、福岡ドームと札幌ドームでキューバと親善試合を行う。その後、20日に予備エントリーを50人に絞り、30日に最終エントリー28人を提出する予定だ。



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