カイロン(2012年、左)とベルナ(2010年)。
韓国GMのジェントラ(現地名アベオ)も国内では生産が終了したが、中東・北アフリカ・東欧などを中心に今年1-10月に2万1300台ほど輸出された。同社のパク・ヘホ次長は「曲線型デザインを特に好む欧州型の車として出発した車種。国内では自動車デザインのトレンドが変わったが、欧州文化の影響が強い中東や北アフリカの国では新車に劣らない人気」と説明した。
国内で生産終了となった車が、現在でも海外市場に輸出されている。現代自動車グループは韓国ではもう生産されていないアバンテXDとHD、EF・NFソナタで、中国市場で販売実績を上げている。2世代前のモデルのアバンテXD(現地名エラントラ)は今年1-10月に中国で約5万8000台売れた。9月の販売台数は3457台で、新型モデルの朗動(402台)の8倍を超える。直前モデルのアバンテHD(現地名・悦動)も今年1-10月に7万台以上売れた。
EFソナタも同じ期間に約1万5200台売れた。EFソナタは後続モデルのNFソナタより現地で人気が高い。むしろ後続モデルのNFソナタの中国販売が中断したほどだ。旧モデルの武器は何といっても価格競争力。EFソナタ(2.0GL自動変速機基準)は中国で13万4800元(約2380万ウォン)と、新型のYFソナタ(2.0 DLX自動変速機基準)より30%ほど安い。新モデルとは違い、研究開発(R&D)費用が含まれないため、価格を低く抑えられる。
起亜(キア)車の旧型モーニングも価格競争力などを前面に出し、今年ベトナムだけで約3100台売れている。
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