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<アジアシリーズ>読売が優勝…韓国は“脇役”、興行も失敗

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
11日、韓国・釜山の社稷球場。読売(日本)-ラミゴ(台湾)の2012アジアシリーズ決勝が行われたが、競技場は閑散としていた。観客席の一部を埋めた両チームファンの応援の声だけが聞こえた。午前まで雨が降るなど、天気は他人の祭りになってしまったアジアシリーズの雰囲気をさらに沈めた。

初めて韓国で開催され、大きな期待が集めた2012アジアシリーズは、韓国チームの予選敗退で興行にも失敗した。昨年のアジアシリーズチャンピオンで、2011、2012韓国プロ野球チャンピオンのサムスンは9日、ラミゴとの初戦で0-3と完敗した。ロッテも10日の読売戦で0-5で敗れた。韓国チームが出ない決勝戦は、読売が6-3でラミゴを破って優勝した。大会期間中の計7試合に入場した観客は3万2198人で、期待を大きく下回った。

サムスンとロッテが苦戦を免れなかった理由は競技力の低下だった。韓国チームからは外国人選手が1人も出場しなかった。サムスン戦で完封したマイケル・ローリー(28)ら主軸選手を起用して準優勝したラミゴとは対照的だ。


サムスンは韓国シリーズ優勝後は十分に練習できず、ロッテは監督交代など落ち着かない雰囲気が続いた。選手の士気と意欲が落ち、本来の力を発揮できなかった。

成績も成績だが、アジアシリーズが残した課題は、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準備だ。一枚下と見なされながらも相当な戦力を見せたラミゴ、主軸投手が抜けながらも日本プロ野球の底力を見せた読売など、ライバル国の戦力はかなり高い。WBCでまた対戦することになる台湾・日本を相手に失望を抱かせる結果が出る可能性もある。

「出場するかどうかは球団の決定にかかっている」という秋信守(チュ・シンス、30、クリーブランド)、メジャーリーグ進出を控えた柳賢振(リュ・ヒョンジン、25)ら海外組の合流がよりいっそう切実になっている。



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