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日本で会ったダライ・ラマ、独島めぐる韓日葛藤の質問に…(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ(右)が5日、日本・横浜でヒョンガク僧侶と対話している。 ダライ・ラマは「宗教的信念は理性的思考を通過してこそ確固たるものになる」と述べた。

チベット亡命政府の“クンドゥン(生き仏)”ダライ・ラマ14世(77)。 韓国は中国との関係を考慮し、まだダライ・ラマの入国を認めていないが、日本は1960年代後半にかんぬきを解いた。 最近もほぼ毎年、日本を訪問している。

ダライ・ラマの日本法会が4、5日、横浜で開かれた。 講演および質疑応答、韓国仏者との面談などの日程を消化した。 ダライ・ラマの横浜での日程にすべて出席した。

何よりも自由で見えた。 難しい仏教教学(理論)を深く説明しながらも、質問によっては率直に「分からない」と答えた。 すべての問題を知っているかのような態度は見せなかった。


ダライ・ラマは常識と合理を強調した。 宗教は狭い教理の中に閉じ込められるのではなく、「世俗の倫理」を受け入れ、世の中と呼吸しなければならないと述べた。 5日の韓国仏者との面談では、ハーバード出身のヒョンガク僧侶(48)が質問した。

--チベット仏教は悟りに向けた準備期間が長いが、韓国の曹渓宗は参禅を通してすぐに人の本性を悟ることを注文する。

「本性にもいくつかの段階がある。 それに基づいて修行法も多様になる」

--数人の人が平和に暮らすのも難しい。 共同体レベルの平和と和合はどのように得られるのか。

「1973年に欧州を初めて訪問した際、BBC記者が尋ねた。 『なぜ欧州に来たのか』と。 世界市民の資格で訪問したと答えた。 世界70億の人口がこういう考えを持たなければならない。 誰もが人類の構成員だ。 地球上の各種問題から誰も自由でない。 宗教の神でも同じだ。 こうした次元で全員の利益を考える必要がある」

--科学と宗教は衝突しないのか。

「以前に米国のある女性知識人が『科学は宗教を殺す』と言って注意を与えたことがある。 私はノーと答えた。 なぜか。 仏は涅槃の直前、『自分の教えに従うな』といった。 何に対しても疑いを抱き、確認し、納得した後に受け入れろということだ。 こうした点で宗教と科学は通じる。 最近の科学者は心の体系を研究する。 人の精神の中に科学的に説明できる部分があるということだ。 彼らは仏教の瞑想が脳に及ぼす影響も客観的に確認できると考えている」

--宗教間の対立が深刻だ。

「私が知っているカトリック神父の中に、仏教の瞑想に心酔した人がいる。 彼は“空”の概念について知りたがっていた。 あなたが考えることではないと言った。 説明したとしても、すべての存在は独立した実体がないという哲学を受け入れることができないはずだ。 その神父のように仏教徒の心も開かれていなければならない。 世俗的な基準や倫理に合わせて、愛・憐憫・寛容など宗教共通の価値を尊重しなければならない。 そうしてこそ宗教が普遍的水準に到達できる」



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