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「とんでもない研究だ」ラボから追い出されたノーベル賞科学者、韓国に助言

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ダニエル・シェヒトマン(71)教授。

おかしな研究結果を出したと研究室から追い出されて30年後、ノーベル化学賞を受賞した科学者がいる。イスラエルのテクニオン-イスラエル技術研究所のダニエル・シェヒトマン(71)教授。昨年のノーベル化学賞受賞者だ。シェヒトマン教授は1982年、米国標準科学研究院客員研究員であった当時、固体の構造についての認識を変える画期的な発見をした。「準結晶」だ。この話を聞いた研究チーム長は「とんでもない研究結果で研究室の名誉を失墜させた」としてチーム員から除名してしまった。彼が1~2日ソウル、小公洞(ソゴンドン)ウェスティン朝鮮ホテルで開かれる「世界科学翰林院ソウルフォーラム(IASSF)参加のために来韓した。

--米国標準科学研究院研究チームから追い出された時の気持ちはどんなだったか。

「非常に良くなかった。ノーベル化学賞と平和賞などノーベル賞を2回受賞した米国ライナス・ポーリング教授も私の業績を認めなかった。しかし私は諦めなかったし、他の研究者は私の業績を実験で確認した」


--イスラエルは小さい国だ。ノーベル科学賞受賞者が多く出る秘訣は。

「科学強国の秘訣は家庭で始まる。子どもも大人も読書をたくさんする。また、勉強をしてこそ未来が明るいという考えが強い。7校の研究中心の大学も大きい力になっている」

--韓国に助言するなら。

「幼い時期から科学に接するようにして科学が身近なようにしなければならない。大学にも多くの投資をしなければならず、博士学位を受けた人々が外国で博士の後課程を受け、さらに多くのことを学ばなければならない。科学者は英語が上手でなければならないのは基本だ。韓国の科学技術水準は実情がよく分からないので評価することは難しい」

--このごろはどんな活動をしているか。

「研究もしているが、4~5才の幼児に科学を教えるプログラムを今年から運営している。幼いうちから宇宙と地球、水の循環、物質の構造などを容易でおもしろく教えれば、彼らが後で立派な科学者に成長することができるはずだ。 子どもたちに教えてほしいと言われれば世界中どこへでも招請されたら行くだろう」



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