李承ヨプ(サムスン)。
--韓国シリーズ優勝の所感は。
「やったという感じ。8年ぶりに帰ってきた韓国で優勝できて本当にうれしい。一緒に韓国シリーズを戦ったSKの選手もみんな頑張った。大きな声援を送ってくださったファンに心より感謝している」
--今季を総括すると。
「日本から韓国に帰ってくる時、『李承ヨプが入ればチームの雰囲気が沈むかも』と心配する声があった。チームに迷惑をかけないように最善を尽くした。今後どれほど野球を続けられるか分からないが、2012年は自分にとって本当に意味がある年だった。それだけ努力した」
--韓国シリーズのMVPに選ばれたが。
「自分が選ばれたという話を聞いて本当にうれしかった。張ウォン三(チャン・ウォンサム)、裵栄ソプ(ペ・ヨンソプ)、呉昇桓(オ・スンファン)になってもおかしくなかった。ベンチで話を聞いたが、うれしくて叫んだ。私は張元三や呉昇桓の気持ちを考えていないようだ(笑)。これまでシーズンMVPを5回受けているが、今年のMVPは過去のものとは全く違う感じだ」
--日本で所属した読売とアジアシリーズで対戦する可能性もある。
「アジアシリーズに出場できるかどうかは分からない。いま左足が痛い。(李承ヨプは笑みを浮かべながら左足をさすった)冗談だが…。読売といっても特別な気持ちはない。過去に4、5年ほどプレーしたチームという感じだ。サムスンに対するような感情ではない」
--来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に韓国代表として出る考えはあるのか。
「読売にいた頃は国家代表として出るのが負担になった。今はもう韓国に戻った。韓国代表に選ばれれば光栄だ。他の選手とポジションが重ならなければ国を代表して最善を尽くしたい。その時までには足も治るだろう(笑)」
--今季の自分に点数をつけるなら。
「100点を与えたい。シーズン前は打率3割、30本塁打、100打点を目標にしていたが、達成できなかった。しかしフルタイムで試合に出た。この数年間、全試合に出場したことはなかった。本塁打記録やタイトルを手にしたわけではないが、日本から戻った最初の年をけがもなく送ったということだけでも大きい」
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