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著書『韓国:不可能な国』を出した英国人記者

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

出版記念会でマイケル・ブリン・インサイトコミュニケーションズ会長(左)、エバン・ラムスタート・ウォールストリートジャーナルソウル特派員(右)と写真撮影をする著者のダニエル・チューダー氏(真ん中)。

ソウルに駐在する外国人記者はよく「韓国にいるのは北朝鮮のため」という冗談をいう。 本を出す場合も北朝鮮に関するものが多い。

英エコノミストのソウル特派員ダニエル・チューダー氏(30)はこの点が気に入らなかった。 「韓国そのものが魅力的な話」と考えているからだ。 中央SUNDAYの人気コラムニストでもあったチューダー氏が韓国に関する本を出し、北朝鮮の話をわずか1章分に減らした理由だ。 312ページのうち北朝鮮関連の内容は10ページ。 その代わり韓国の歴史、政治、社会、文化を細かく扱っている。 本の題名は『韓国:不可能な国』(Korea:The Impossible Country)。 米国タートル出版社が出した英語版だ。 韓国語翻訳本も準備している。

26日晩、ソウル太平路韓国プレスセンター外信記者クラブで出版記念会が開かれた。 ソウル駐在外国人特派員が主に集まる金曜日の晩を選んで簡単に準備されたが、デビッド・チェンス・ロイター通信ソウル支局長、ルフィガロのセバスチャン・パレティ記者、ウォールストリートジャーナルのエバン・ラムスタート記者など海外メディアの特派員が集まってお祝いの言葉を伝えた。 サインを受けて一緒に写真を撮ろうとする人も多かった。 記者クラブは約100人の出席者で込み合った。


チューダー氏は「本の題名がおかしいという方もいるが、韓国が民主化と経済成長の両方を成し遂げる不可能な奇跡を起こしたという意味」と述べた。 本には韓国の行き過ぎた教育熱、依然として存在する性差別など、批判的な視線も多く込めている。 チューダー氏は「『漢江の奇跡』『静かな朝の国』などの陳腐なイメージではなく、現在のありのままの韓国・韓国人について本を書いてみたかった」と話した。 パク・チニョンJYPエンターテイメント代表は書評で、「愛情がなければ書けない鋭い指摘ばかり」と表現している。

出版記念会に出席するため訪韓したタートル出版社CEOのエリック・ウィ氏は「韓国の地位は高まっているが、韓国を正しく伝える本はなかった。米国での反応もよい」と述べた。 ソウル駐在特派員としての経験から『韓国人を語る』(1999年)を出したマイケル・ブリン・インサイトコミュニケーションズ会長は「10年以上も韓国に関する本が出ていなかったのがもっと驚く」とし、本の出刊を喜んだ。

チューダー氏はすでに次の本も構想中だ。 今回の本が韓国に関する「総論」なら、次は韓国の若者を「各論」として書く計画だ。 もう一つ目標がある。 「韓国語で本を書く」ことだ。 「今は英語圏の読者のために韓国を紹介する本を書いているが、今後は韓国人の読者とも疎通したい」と語った。



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