孫崎享氏。
東京大学法大を卒業し、1966年に外務省入りした孫崎氏は、駐米大使館参事官などを経て、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任した人物。日本外務省内では代表的な情報分析家に挙げられる。
孫崎氏は著書で「日本の右翼が自らの勢力拡張のために領土問題を利用している」と診断した。孫崎氏は「ドイツは敗戦後、奪われた所有物を取り戻そうとせず、むしろ奪われたもの欧州共同所有にする制度を構築した」とし「このためフランスなど周辺国と国際社会がうなずいた」と主張した。
また「米国でも‘リアンクール島’(独島の米国名称)が韓国の領土となっていることを知る日本人は少ない」と指摘した。地名について米国全体を代表して調整する機関「地名委員会」で検索すれば、「リアンクール」または「竹島」と入力すると、所属国家コードは「大韓民国」と表示されるということだ。
孫崎氏は「この状況で(独島をめぐり)韓日間で武力紛争が発生した場合、米国が日本を支援することはあり得ない」と強調した。
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