イランが「打倒韓国」を叫んでいるが、海外ブックメーカーは韓国の勝利を予想している。

チェ・ガンヒ監督率いるサッカー韓国代表は１７日未明（日本時間）、イランと２０１４年ブラジルワールドカップ（Ｗ杯）アジア最終予選第４戦を行う。

試合の条件はイランに有利だ。イランの首都テヘランのアザディスタジアムで試合が行われるため、韓国の選手には不利な点が多い。１２００メートルを超える高地帯に競技場があるため、選手は普段より疲れやすい。イランは韓国に必ず勝とうとして、芝の状態が悪いサッカー場を韓国代表の練習場として提供した。また、伝統の白のユニフォームを赤に変えた。イランのアフマディネジャド大統領もイラン選手の練習場場を訪れ、選手を激励した。


にもかかわらず、海外のブックメーカーは韓国の勝利を予想している。欧州最大ブックメーカーの一つ、Ｂｗｉｎは配当率を韓国の勝利が２．３５倍、イランの勝利が３．１０倍とした。引き分けも３．１０倍だった。配当率が低いほど、的中する確率は高い。英ブックメーカーのｂｅｔ３６５は韓国の勝利を２．５倍、イランの勝利を２．８８倍、引き分けを３．２倍とした。スカイベットも韓国の勝利を２．３倍、イランの勝利を２．８倍、引き分けを３．１２倍だった。

すべてわずかな差だが、韓国が勝つ可能性が高いとみている。イランの有利な条件よりも、韓国の客観的戦力が上だと判断したのだ。しかしこれまで韓国はイランに対して２敗２分けで、まだ１勝もしていない。イラン戦の歴代成績も９勝９敗７分けとイーブンだ。韓国は現在、アジア最終予選Ａ組１位（２勝１分け、勝ち点７）で、イランは２位（１勝１敗１分け、勝ち点４）。