国防の責任を持つ軍の紀綱が末端の小隊から最上位の合同参謀本部まですべて腐っている。 江原道高城(コソン)第22師団管轄の軍事分界線を越えて北朝鮮兵士が亡命した事件(2日)の処理過程がそうだ。
亡命兵士が鉄柵を乗り越えて最前方小哨の内務班の出入口をノックするまで、前方勤務者は全く気づかなかったという。 にもかかわらず、小哨の出入口のCCTVで確認して身柄を確保したと虚偽報告し、後に事実を確認した一線部隊が合同参謀本部状況室に修正報告したが、状況室の将校がこれを黙殺した。 このため合同参謀本部の鄭承兆(チョン・スンジョ)議長は8日まで状況を把握できず、国会に偽りの報告をした。 顛末が明らかになったのは、国会議員の質疑を受けて合同参謀本部が一歩遅れて確認した後の10日だ。
今回の事件があった第22師団は09年、南側から前方の鉄柵を通過して北に渡った事実を北朝鮮の発表後に知ったというその部隊だ。 東部戦線前方警戒の責任を担う第22師団は3年前も今も何一つ変わっていない。 2010年の韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件当時、合同参謀本部議長がきちんと状況報告を受けられず右往左往した記憶はまだ新しいが、合同参謀本部は同じ失敗を繰り返している。
信じがたいことだ。 亡命兵士でなく北朝鮮軍の特殊部隊が第22師団の前方鉄柵を越えたとすれば、今ごろ韓国は戦地になっているのではないだろうか。 今回だけでなく似た事件がずっと続いている。 軍はその都度、厳重警戒態勢を強調するが、国民はもうその言葉を信じられなくなっている。
第22師団を解体し、新しく部隊を編成して東部戦線に配置しなければならない。 第22師団は永遠に不名誉な名前で残して教訓とするのがよい。 国会が与野党合同で特別委員会でも構成し、軍の雰囲気を根本的に立て直す必要がある。 現在の軍首脳部に軍の士気回復作業を信じて任せることはできないではないか。 大統領から国防長官、合同参謀本部議長、軍司令官、軍団長、師団長、連隊長、大隊長、中隊長、小隊長、小隊員まで、すべてが責任を痛感しなければならない。
亡命兵士が鉄柵を乗り越えて最前方小哨の内務班の出入口をノックするまで、前方勤務者は全く気づかなかったという。 にもかかわらず、小哨の出入口のCCTVで確認して身柄を確保したと虚偽報告し、後に事実を確認した一線部隊が合同参謀本部状況室に修正報告したが、状況室の将校がこれを黙殺した。 このため合同参謀本部の鄭承兆(チョン・スンジョ)議長は8日まで状況を把握できず、国会に偽りの報告をした。 顛末が明らかになったのは、国会議員の質疑を受けて合同参謀本部が一歩遅れて確認した後の10日だ。
今回の事件があった第22師団は09年、南側から前方の鉄柵を通過して北に渡った事実を北朝鮮の発表後に知ったというその部隊だ。 東部戦線前方警戒の責任を担う第22師団は3年前も今も何一つ変わっていない。 2010年の韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件当時、合同参謀本部議長がきちんと状況報告を受けられず右往左往した記憶はまだ新しいが、合同参謀本部は同じ失敗を繰り返している。
信じがたいことだ。 亡命兵士でなく北朝鮮軍の特殊部隊が第22師団の前方鉄柵を越えたとすれば、今ごろ韓国は戦地になっているのではないだろうか。 今回だけでなく似た事件がずっと続いている。 軍はその都度、厳重警戒態勢を強調するが、国民はもうその言葉を信じられなくなっている。
第22師団を解体し、新しく部隊を編成して東部戦線に配置しなければならない。 第22師団は永遠に不名誉な名前で残して教訓とするのがよい。 国会が与野党合同で特別委員会でも構成し、軍の雰囲気を根本的に立て直す必要がある。 現在の軍首脳部に軍の士気回復作業を信じて任せることはできないではないか。 大統領から国防長官、合同参謀本部議長、軍司令官、軍団長、師団長、連隊長、大隊長、中隊長、小隊長、小隊員まで、すべてが責任を痛感しなければならない。
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