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「交通-宿泊-便宜施設はOK」 それでも赤字のF1コリア

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

F1コリアグランプリが12日から3日間、全羅南道霊岩(ヨンアム)で開催される。

F1の開幕を翌日に控えた11日、大会が開催される全羅南道(チョンラナムド)霊岩(ヨンアム)から近い木浦(モクポ)国際サッカーセンターに外国人が集まった。12日から3日間開催されるF1コリアグランプリ(GP)の組織委員会が外国人スタッフの宿舎として使用している。静かなところにあり、宿舎として適しているうえ、サッカー場でサッカーも楽しめる。あるスタッフは「宿舎もきれいで雰囲気がいい」とし、施設に満足感を表した。

F1コリアGPは今年で3回目を迎える。大会組織委員会はその間の経験から、この1年間、不足した部分の改善に努力してきた。交通・宿泊・便宜施設など大会の興行に欠かせない部分を補完し、「不満ゼロ大会」開催に熱を上げている。

交通は組織委が最も力を入れた部分であり、大きく改善された。木浦-光陽(クァンヤン)間の高速道路、木浦大橋が開通し、車で渋滞なく霊岩サーキットにアクセスできる。また昨年の大会で問題に指摘されたシャトルバスも体系的な運営管理を強化し、運行するバスの数も増やした。


宿泊も昨年より改善された。需要の120%を確保し、宿泊施設による混乱を事前に遮断した。韓屋民泊、テムプルステイ、キャンプ場など、さまざまな形態の宿泊施設も目を引く。そのほか、サーキット内の駐車場を拡大し、飲食品販売施設、物品レンタル所、ATM機器などの便宜施設も拡充した。開催の成功に向けて最終準備をしている。組織委の関係者は「昨年までサーキットを訪れた人たちの不満をかなり改善した。少なくとも施設環境面では満足できる水準」と述べた。

しかし開催の成功に必要なもう一つの要素である「黒字大会」は今年も難しい見込みだ。チケットの販売が低調だ。開幕までの目標としていた売上高200億ウォン(約14億円)を大きく下回る100億ウォン台だ。「江南(カンナム)スタイル」でワールドスターになった歌手PSYのコンサートで販売が増えたものの、昨年の160億ウォンを下回る可能性もある。

今年初めて国庫支援があるうえ、テレビ中継権料の引き下げなどコスト減少もあり、昨年の赤字(598億ウォン)よりはやや減る見込みだが、200-300億ウォンほどの赤字は避けられない見込みだ。組織委の関係者は「最後までチケット販売に力を注ぐ。できるだけ赤字を減らすのが目標」と述べた。



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