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北朝鮮、秋夕に「従北教育」非難の対南ビラを大量散布

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が国防部の「従北教育」を非難する内容を盛り込んだ韓国向けのビラを大量に散布したと聯合ニュースが2日伝えた。

軍関係者は2日、「先月29日夕方に北朝鮮地域から南側に向け飛んでくる気球を観測した。当日夕方と次の日の朝に気球が落ちた京畿道金浦(キョンギド・キンポ)と坡州(パジュ)一帯を捜索した結果、対南ビラ1万7000枚余りを発見した」と明らかにした。

この対南ビラの一面には「従北教育は独裁擁護教育」などの文面が、別の面にはチョ奉岩(チョ・ボンアム)、張俊河(チャン・ジュンハ)など5人の人物写真とともに、「国防部の従北教育は彼らを2回殺しています」などの文面が刻まれている。


国防部関係者は、「北朝鮮が従北教育を理由に与党と国防部を非難した内容だ」と説明した。北朝鮮が最近議論になった軍の従北教育を素材に対南ビラを製作したのは今回が初めてだ。

ビラが散布された当時一部哨兵は空に光を出す物体を識別していたという。一部では北朝鮮がビラ散布効果を狙って気球に照明弾をぶら下げたのではないかと観測している。人の目を引いて散布効果を最大化できる心理戦術を駆使したということだ。

これと関連して、軍関係者は、「照明弾ではなく北朝鮮がビラ散布の際に利用する気球を動員した。戦時にはビラを入れた砲弾を使うが平時には投下地点が露出する照明弾は使わない」と話した。

別の関係者は、「当時夜間熱像観測装備(TOD)で熱を出して飛んでくる気球が観測された。通常ガスを注入する気球はTODに熱を発するものとして出てくる場合がある」と説明した。

今回の対南ビラは7月21~25日に坡州と楊州(ヤンジュ)地域で10種類余り1万6000枚余りが発見されてから2度目だ。南北は2000年4月にビラ散布を中止することで合意している。



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