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<テニス>42歳老将の闘魂も惜しくも敗退 現役最高齢クルム伊達

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

テニスのクルム伊達公子選手(42)。

30歳になると引退を考えるテニス界で、40代の選手は“貴重種”だ。その貴重種が韓国を訪問した。

現役最高齢女性テニス選手のクルム伊達公子(42、日本)は18日、ソウルオリンピック公園で行われたKDBコリアオープンテニス大会1回戦に出場し、自分より18歳年下のマグダレナ・リバリコバ(スロバキア、世界ランキング54位)と対戦した。伊達は0-2(4-6、3-6)で敗れた。この大会で優勝すれば、女子プロテニス(WTA)ツアー史上初の40代シングルチャンピオンになるが、惜しくも敗退した。

伊達は09年に新記録に近づいた。09年に韓国で開催されたハンソルコリアオープン(KDBコリアオープンの前身)で優勝し、華麗な復帰を知らせた。当時の年齢は満39歳で、1983年にビリー・ジーン・キング(米国)の39歳7カ月23日に次ぐ、2番目の最高齢優勝だった。


1995年に世界ランキング4位まで上がった伊達は典型的な東洋人の体型だ。西洋選手に比べて小さな体格(163センチ、53キロ)だが、根気と技術で相手を制圧する。現在世界ランキング108位の伊達のプレーに、20歳ほどの若い選手が対応できないケースがある。しかし流れる歳月には逆らえなかった。伊達は「体力の消耗を減らしながら得点する方法を常に考えている」と語った。

伊達が最近、体力を維持する方法は「ピラティス」だ。ピラティスの先生まで付けて習っている。伊達のロングラン秘訣には夫の支援もある。伊達は96年に引退した後、カーレーサーのミハイル・クルム(42、ドイツ)と結婚した。クルムも現役カーレーサーとして、自動車レース「スーパーGT」で日産所属で活動している。伊達は「引退した後、またテニスをやりたいという気持ちはなかった。しかしテニスが好きな夫に『楽しみながらしてみたらどうか』と勧められた」と復帰の過程を説明した。

クルムは世界を回るツアーで年間10カ月ほど家を出ている伊達を応援するため、時間がある度に競技場に足を運ぶ愛妻家だ。伊達は「いつ引退するかは自分にも分からない。ずっとテニスをしたい」と笑顔で語った。



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