郵便物は時に「テロ」の手段になったりもする。17日午前にソウル中央地検に届いた杭がそうだ。この杭には「竹島(独島)は日本の領土」と彫られていた。送ったのは鈴木信行。6月にソウルの日本大使館向かの慰安婦少女像に竹島の杭を置いた日本の極右主義者だ。元慰安婦から侮辱と名誉毀損容疑で告訴された彼に検察が召還を通知すると抗議の意味からもう一度「杭テロ」をしたのだ。
鈴木は最近韓国挺身隊問題対策協議会と東北アジア歴史財団事務室の前に杭を設置するなどテロのレベルを高めている。また、テロに使った杭を自身のブログで記念品として販売し議論を巻き起こした。
検察は杭を受け取るのを拒否した。いや、開けることもせず返送した。検察関係者は「極右主義者の行動に反応を示すこと自体が適切でないと判断しそのまま送り返した。感情的対応を最大限自制し日本の司法当局と協調して司法処理手続きを踏むだろう」と話した。
だが、反応はとんでもないところから出てきた。この日午後、ソウルの光化門(クァンファムン)郵便局ではある市民団体が明仁天皇と野田佳彦首相に下駄を1足ずつ送った。「厚顔無恥な日本はドイツを見習え」という文言もつづった。鈴木が召還を拒否し検察に杭を送ったことに対する抗議表示だった。この団体の関係者は「近く日本に渡り東京で反日デモを開く」と話した。
「杭」と「下駄」の騒動を見ていたら隣国中国と日本で起きている領土紛争が思い浮かんだ。尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐり広がっている両国間の外交紛争は、最近は反日・反中デモに拡大している。中国では日本車を壊し日系企業の工場に火を付けるなどテロのレベルが高まっている。日本では最近福岡の中国総領事館に発煙筒攻撃まで起きた。理性より感情が先に立って起きたテロだ。
このようなテロが韓国でも起きないとも限らない。急進主義者はどこにでもおり、鈴木もそのうちの1人だ。ここに民間が率先して「目には目を、歯には歯を」式で対応してはならない。政府が外交で解決し、検察・警察が不法行為に対して厳罰しなければならない。日本の司法当局もいくら自国の肩を持つ行為としてもテロに対しては犯罪人引き渡し請求など手続きに協力しなければならない。「静かだが断固として対応する」という原則が優先だ。「杭」に「下駄」で対応するのは下手だ。
鈴木は最近韓国挺身隊問題対策協議会と東北アジア歴史財団事務室の前に杭を設置するなどテロのレベルを高めている。また、テロに使った杭を自身のブログで記念品として販売し議論を巻き起こした。
検察は杭を受け取るのを拒否した。いや、開けることもせず返送した。検察関係者は「極右主義者の行動に反応を示すこと自体が適切でないと判断しそのまま送り返した。感情的対応を最大限自制し日本の司法当局と協調して司法処理手続きを踏むだろう」と話した。
だが、反応はとんでもないところから出てきた。この日午後、ソウルの光化門(クァンファムン)郵便局ではある市民団体が明仁天皇と野田佳彦首相に下駄を1足ずつ送った。「厚顔無恥な日本はドイツを見習え」という文言もつづった。鈴木が召還を拒否し検察に杭を送ったことに対する抗議表示だった。この団体の関係者は「近く日本に渡り東京で反日デモを開く」と話した。
「杭」と「下駄」の騒動を見ていたら隣国中国と日本で起きている領土紛争が思い浮かんだ。尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐり広がっている両国間の外交紛争は、最近は反日・反中デモに拡大している。中国では日本車を壊し日系企業の工場に火を付けるなどテロのレベルが高まっている。日本では最近福岡の中国総領事館に発煙筒攻撃まで起きた。理性より感情が先に立って起きたテロだ。
このようなテロが韓国でも起きないとも限らない。急進主義者はどこにでもおり、鈴木もそのうちの1人だ。ここに民間が率先して「目には目を、歯には歯を」式で対応してはならない。政府が外交で解決し、検察・警察が不法行為に対して厳罰しなければならない。日本の司法当局もいくら自国の肩を持つ行為としてもテロに対しては犯罪人引き渡し請求など手続きに協力しなければならない。「静かだが断固として対応する」という原則が優先だ。「杭」に「下駄」で対応するのは下手だ。
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