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サムスン電子の李健煕会長、長男同伴でアジア富豪・李嘉誠氏と会談

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

李健煕(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長(左)が11日、香港長江センター迎賓館で、李嘉誠(リー・カーシン)長江グループ会長と握手している。両会長は昼食を兼ねながら、LTE網構築など幅広い分野の協力について議論した。[写真=サムスン]

李健煕(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長(70)が11日、李嘉誠(リー・カーシン)長江グループ会長(84)に会った。香港の金融中心地クイーンズロードセントラルにある長江豆センター内の迎賓館でだ。2人が会ったのは今回が初めて。両会長は昼食を兼ねて会談し、携帯電話、LTE通信網の構築、プラント・建設・エンジニアリング部門での協力を強化することにした。財界の関係者は「韓国最高企業と中華圏最大企業を率いる両経営陣が緊密な関係を形成したという点で注目される」と解釈した。

この日の会談には双方の会長の長男も同席した。両グループで主要事業を主導している李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子社長(44)と李沢鉅(ビクター・リー)グループ副会長(48)だ。李沢鉅氏は長江グループ主力企業である不動産投資会社長江実業の株式を40%、カナダに上場された石油会社ハスキーエナジーの株式を35.5%所有する李会長の後継者。財界の関係者は「後継にいたるまで両グループが主要事業分野で協力を続けようということのようだ」と述べた。さらに両グループの核心経営者である崔志成(チェ・ジソン)サムスン未来戦略室長、ケニン・ポク・グループ社長(60)も同席した。

サムスンの関係者は「両会長の信頼関係と両社の強みの調和という側面で意味深い会談だ。例えばサムスンはプラントエンジニアリングに強く、先方はインフラ運用に強い。両グループの会長がお互い協力すれば、グローバル市場でできることが多い」と話した。


実際、李会長はこの日、サムスン物産が7月に香港で地下鉄工事を受注したことに言及し、港湾・発電を主力とする長江と海上プラントと建設、エンジニアリングに強いサムスンが協力をさらに強化していこうと提案した。続いて両会長はグローバル経済危機が深刻な状況だという認識で一致し、これを打開する方法と雇用創出問題についても深く議論した。

特に両グループ間の協力関係形成には李在鎔社長の役割が大きかったと伝えられた。先月、長江グループ傘下のハチソン・ワンポアの子会社であるH3Gが実施中の英国LTE通信網構築事業に、サムスンが基地局を独占供給できるようになったが、この時、李社長が大きな役割を果たしたという。この契約でサムスン電子は欧州LTEネットワーク市場に初めて進出した。サムスン電子はアップルとの訴訟戦でLTE特許による反撃を準備している。



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