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統一教会三男の文顕進氏、弔問を拒否される

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
世界基督教統一神霊協会(統一教会)の兄弟間の内紛が再燃する兆しだ。統一教会の公式後継構図から離脱した文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁の三男文顕進(ムン・ヒョンジン、43)統一教会世界財団(UCI)会長が10日午前、京畿道加平(キョンギド・カピョン)を訪れ弔問しようとしたが果たせずに引き返した。

文会長はこの日午前10時ごろ葬礼式場周辺に到着した。だが、文総裁の遺体が安置された天正宮博物館には近づくことができず、一般向けの焼香所が設けられた清心平和ワールドセンターの前で統一教会側によって制止された。文会長は1時間ほど統一教会側と弔問問題を話し合いソウルに戻った。天正宮は清心平和ワールドセンターから1.5キロメートルほど離れた山中に位置している。

文会長側によると、統一教会側は文会長夫妻にだけ弔問を認めた。警護員など同行した一行30人は弔問を許されなかった。文会長側関係者は「身辺に問題が生じる恐れもあり弔問できなかった」と明らかにした。文会長は11日に再度弔問に向かう計画だ。


これに先立ち文会長は自身が所有するソウル・盤浦洞(パンポドン)セントラルシティに別途の焼香所を設けた。11日まで3日間にわたり弔問客を受け付ける計画だ。統一教会と未来に対する立場の違いから教会との決別を宣言したという内容の資料を配布するなど、「独自路線」を明確にした。また、日刊紙に発表した聖和委員会(葬儀委員会)遺族名簿から文会長の名前だけ抜けていたと指摘した。

これに対して統一グループのアン・ホヨル対外協力室長は、「天正宮参拝は事前に名簿を提出した人だけができる。文会長を除いた残り一行が手続きを守らないためであり、一方的に文会長の弔問を妨げたのではない」と反論した。

文鮮明総裁は7人の息子をもうけた。統一教会の企業部門は四男の国進(ククチン、42)氏に、教会は七男の亨進(ヒョンジン、33)氏に譲り、財産をめぐる法廷訴訟を行うなど兄弟間の対立は深まった状態だ。



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