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「韓国、日米と強力な関係維持し、中国とは…」(2)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
まず、勢力の均衡という枠の中で戦争の可能性を論じる現実主義の立場から始めた。 コヘイン教授はこう語った。 「地政学と勢力均衡の観点で見れば、日米と強力な関係を維持するべきだ。 韓国の独立を脅かす可能性が高いのは中国だ。 中国が危険な民族主義勢力になる場合、韓国を助けられる友邦と対立関係を形成してはならない。 よくない歴史的な来歴に関係なく、日本と強力な関係を発展させるのが賢明だ。 しかし現実主義の観点で見ても、中国と最大限に良い関係を当然維持しなければならない」。

自由主義の立場では国よりも国際機構、戦争よりも平和・貿易を相対的に重視する。 これに立脚したコヘイン教授の処方はこうだった。 「自由主義で見ると、中国との相互依存性を高め、強力な友好関係を結ばなければならない。 これまで韓米、韓日関係は中国を脅かすものと見えた。 これを脱皮し、韓国は‘信頼できる中国の支持勢力’というインセンティブを中国に提供しなければならない。 未来に状況が悪化する可能性に対応し、中国とお互い信頼できる制度的装置を用意するべきだ。 国際機構で韓国は中国と緊密な関係を結び、これを土台に懸案によって協力したりお互い違う立場を標ぼうできなければならない」。

コヘイン教授の話を要約すれば、現実主義で見る場合は日米が、自由主義で見る場合は中国が韓国にとって優先されるという意味と解釈できる。


最後にコヘイン教授は民主平和理論に立脚した勧告をした。 「韓国の民主主義を補強して守らなければならない。 韓国の自然な同盟国は日米、そしてある程度までは欧州だが、‘非民主韓国’よりも‘民主韓国’が同盟国との関係で韓国の位置づけを強化する。 これら同盟国とのプラスの経済関係とグローバル経済開放性を維持するうえでも、韓国の民主主義が役立つ」。韓国が民主主義をずっと発展させてこそ、国際社会でよりよい待遇を受けるということだ。

コヘイン教授は“強大国韓国”が国際社会ですべきことをこのように整理した。 「韓国はすでに十分に重要かつ強い国だ。 これから国際機構でリーダーシップを発揮しなければならない。 無賃乗車(free-riding)するのではなく、国際機構に政治的に、経済的に資本を投資する必要がある。 また貧しい国、インドや東南アジア諸国のように、韓国をモデルとする国との関係も強化するのがよい。 それが韓国にとって利益となる」。(中央SUNDAY 第287号)



「韓国、日米と強力な関係維持し、中国とは…」(1)

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