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韓国政府、性犯罪者の化学的去勢範囲を拡大

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国政府が未成年者対象の性犯罪者に対する性衝動薬品治療(別名「化学的去勢」)の範囲を拡大することにした。現在は16歳未満を対象に性犯罪を犯した者に対して薬品治療をすると規定しているが、これを19歳未満に拡大適用するということだ。

権在珍(クォン・ジェジン)法務部長官は4日、李明博(イ・ミョンバク)大統領の主宰で青瓦台(チョンワデ、大統領府)で開かれた国務会議で、こうした内容を報告した。

権長官はこの席で「最近相次いだ性暴行犯罪を防ぐための対策の一つとして、19歳未満を対象にした性犯罪者も薬品治療をする案を積極的に検討する」と述べた。


法務部の関係者は「薬品治療適用の対象者を16歳未満被害者対象性犯罪者に限定することに、合理的な根拠が足りないという判断に基づいたものだ」とし「すべての未成年者対象性犯罪者に対して、薬品治療に例外を設けず強力に処罰するという趣旨」と述べた。

法務部は「ただ、『性犯罪者が19歳以上の性的倒錯症患者であり、再犯の危険性がなければならない』という基本適用要件には変動がない」と付け加えた。

このため法務部は化学的去勢を規定した現行の「性暴行犯罪者の性衝動薬品治療に関する法律」の関連条項を改め、今月中に改正案をまとめて国会に提出する方針だ。性犯罪者身元公開制度の実効性を高めるために刑務所収監時に撮影した最新の写真を掲載し、住所を具体的に公開する案も推進することにした。

電子足輪(GPSアンクレット)着用制度も拡大適用する。08年9月の性犯罪者電子足輪制度施行前に性犯罪を犯した者に対しても遡及して電子足輪を付着する計画だ。電子足輪着用対象者に対しては月に4回、保護観察官が面談することにし、再発率を減らす案の導入も検討している。



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