欧州サッカー移籍市場が韓国時間１日午前に締め切られた。この夏の移籍市場はいつになく韓国人選手の移動が多く注目を浴びたシーズンとして記憶されそうだ。

今回移籍市場でチームを移った韓国人選手は６人に上る。朴智星（パク・チソン、クイーンズパークレンジャーズ）、朴主永（パク・チュヨン、セルタ・デ・ビーゴ）、奇誠庸（キ・ソンヨン、スウォンジ・シティ）、金甫ギョン（キム・ボギョン、カーディフシティ）、車ドゥリ（チャ・ドゥリ、デュッセルドルフ）、キム・ギョンジュン（デュイスブルク）が新天地で新たなスタートを切った。

◇スタート切った車ドゥリ、サプライズ移籍の朴智星


最初に火ぶたを切った選手は車ドゥリだった。車ドゥリは６月８日にスコットランド・セルティクからドイツ・デュッセルドルフへの移籍を確定した。昨シーズンに２部リーグで３位に上がり１部に昇格したデュッセルドルフは車ドゥリの経験を必要としており、自由契約の身だった車ドゥリは２年ぶりのドイツ復帰を選択した。車ドゥリはデュッセルドルフで主将まで務めチームの１部残留を助ける見通しだ。

サプライズで移籍した選手は朴智星だった。クイーンズパークレンジャーズ（ＱＰＲ）は７月初め、韓国人選手を獲得するとして７月９日に記者会見を行うと明らかにした。さまざまな選手が候補に上がったが、ふたを開けてみれば主人公は朴智星だった。マンチェスター・ユナイテッドで７年活躍した朴智星は新たな環境で新たな挑戦をするという抱負を持ってＱＰＲとの２年契約に合意した。朴智星は移籍するとともにＱＰＲの主将を引き受けた。

◇五輪代表チーム３人衆の新たな挑戦

五輪代表チームの金甫ギョンはロンドン五輪のトレーニング期間中に英国への進出を確定した。Ｊリーグのセレッソ大阪で活躍した金甫ギョンは欧州舞台進出のためさまざまなチームを物色し、イングランド・チャンピオンシップ（２部リーグ）所属のカーディフシティを選択した。金甫ギョンは「むやみに欧州に行けばベンチに座るほかないと考えた。２部リーグで着実に段階を踏んでいくことがより良いと判断し移籍を決心した」と話した。



いつになく熱かった韓国人サッカー選手の欧州移籍市場（２）