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中国、野田首相の親書を2日間受け取り留保

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
野田佳彦日本首相が中国の胡錦濤国家主席に送った親書を中国側が手続き上の問題点を理由に受け取りを留保していると、日本のフジテレビが30日午後報じた。

フジテレビは「野田首相の親書を持参した山口壮外務副大臣が28日夜、中国・北京に到着したが、30日晩まで親書を伝達できずにいる」とし「このため野田首相と玄葉光一郎外相が30日夜、緊急対策を議論した」と伝えた。

15日に尖閣諸島(中国名・釣魚島)に香港の活動家が上陸し、27日には丹羽宇一郎駐中日本大使の車両が襲撃されたことで、野田首相は28日、胡主席に親書を送った。親書の内容は「大局的な観点で日中関係を安定的に発展させていこう」という内容で、できるだけ中国を刺激しないためのものだったと伝えられた。


このため日本国内でも、李明博(イ・ミョンバク)大統領の独島(ドクト、日本名・竹島)訪問と天皇発言に対する日本の強硬な立場を表した‘対韓国親書’とは対照的だという指摘があった。しかしこうした配慮にもかかわらず、中国政府が親書の受け取りを2日間留保したことで、野田首相は体裁を崩すことになった。

外交消息筋は「野田首相が外務省副大臣まで中国に送って親書を伝えようとしたが、2日以上も事務手続き上の問題を理由に受け取りを保留したのは、日本政府に対する不快感をう回的ではあるが明確に表わしたものだ」と解釈した。

一方、韓国政府はこの日、独島問題を国際司法裁判所(ICJ)に提訴しようという日本側の提案を一蹴する口上書を日本政府に正式に伝えた。日本は直ちに単独提訴する意向を明らかにした。

趙泰永(チョ・テヨン)外交通商部報道官はは口上書の内容について、「独島は歴史的、地理的、国際法的に明白な韓国の不可分の固有領土であり、独島に関していかなる紛争も存在しないため、わが政府は日本側の口上書が言及したいかなる提案にも応じる理由がないという点を明確にした」と明らかにした。続いて「また日本の独島に対する根拠のない不当な主張は私たちの主権を棄損する行為だとし、こうした行為を直ちに中断することを厳重に求めた」と述べた。

これに対し玄葉日本外相は談話で、「ICJ単独提訴を含め、適切な手段を講じていく」と明らかにした。日本が単独提訴をしても、韓国政府が応じなければ裁判は成立しない。



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