最近の韓日間の葛藤の溝が深まり、李明博(イ・ミョンバク)政権の外交を懸念する声が聞こえる。 その中には心から韓国外交の将来を心配する思慮深い声もあるが、ほとんどが派党的で感情的な批判という傾向がある。 一部の人が主張するように、李明博政権の外交が「総体的に失敗」したかどうかを見るためには、過去5年間の李大統領の外交を戦略的な観点で眺め、次期政権の課題と連結して評価する必要がある。
まず最初に、韓日関係が独島(ドクト、日本名・竹島)問題をめぐり葛藤を深めたとしても、韓日関係が破綻したわけではない。 李大統領が独島に行ったのは、韓日関係を東海(トンヘ、日本名・日本海)に水葬させるために行ったのではなく、独島問題を日本の帝国主義の遺産清算と関係がある歴史問題として認識したためだ。 最近の韓日軍事情報保護協定事態に見られたように、慰安婦問題など歴史問題に対する日本の心からの謝罪が前提にならない限り、韓日両国が未来志向的な関係に進むことには限界がある。 結局、李大統領は自ら独島に行くことで、歴史問題解決のための正しい方向を日本に提示しようとした。 「必要な葛藤」が「消極的な沈黙」よりもましだと考えたのだ。 とはいえ、李明博政府は北朝鮮および国際問題などにおいて、日本との協力を続けていこうという冷静さは維持している。
【寄稿】李大統領の外交は果たして失敗したのか(2)
まず最初に、韓日関係が独島(ドクト、日本名・竹島)問題をめぐり葛藤を深めたとしても、韓日関係が破綻したわけではない。 李大統領が独島に行ったのは、韓日関係を東海(トンヘ、日本名・日本海)に水葬させるために行ったのではなく、独島問題を日本の帝国主義の遺産清算と関係がある歴史問題として認識したためだ。 最近の韓日軍事情報保護協定事態に見られたように、慰安婦問題など歴史問題に対する日本の心からの謝罪が前提にならない限り、韓日両国が未来志向的な関係に進むことには限界がある。 結局、李大統領は自ら独島に行くことで、歴史問題解決のための正しい方向を日本に提示しようとした。 「必要な葛藤」が「消極的な沈黙」よりもましだと考えたのだ。 とはいえ、李明博政府は北朝鮮および国際問題などにおいて、日本との協力を続けていこうという冷静さは維持している。
【寄稿】李大統領の外交は果たして失敗したのか(2)
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