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アップルと同盟MSは笑う…サムスン連合軍グーグルは反撃を示唆(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
モバイル領土戦争の結果は予測が難しい。グーグルとアップルは敵同士だが、MSはアップルと相互特許使用契約(クロスライセンス)を締結するなど相対的に雰囲気がよい。しかしアンドロイド代表走者のサムスンはMSウィンドウズフォンでも優等生だ。製造技術に関しては世界最高であるからだ。ここにMSのジレンマがある。当面はグーグルという「共通の敵」のためにアップルと手を握っているが、その後、ウィンドウズフォンの成功をめぐってアップルと競争する状況になれば、サムスンほどの良い協力相手はいない。業界で「3陣営の争いがいかなる展開になっても、サムスンを排除することはできない」という見方が出てくる理由だ。

3陣営の争いとは別に、サムスンがアップルを越えるためには、携帯電話や「ボルドーTV」のように感性を刺激する製品が出てこなければならないという指摘がある。全体的にワイングラス型に液晶(LCD)画面をかぶせた枠(ベゼル)を薄くて光沢がある黒にしたボルドーTVは06年、発売されるやいなや世界テレビ市場の地形を変えた。欧州の消費者は「デジタルソムルリエが現れた」と熱狂した。この製品は6カ月間で100万台が売れ、最短期間でミリオンセラーになった。ボルドーTVは20年以上維持された「テレビ1位ソニー」の牙城を崩した。サムスンはその後6年間、世界テレビ市場1位を守っている。翌年の07年にドイツで開催された欧州最大家電展示会IFAで、世界電子企業はすべてボルドーTVに似た製品を出した。

サムスンはボルドーTVのワイングラス型にデザイン特許を出願したが、他社を相手に訴訟を起こすことはなかった。サムスン電子の関係者は「当時はまだ他社のヒット製品をトレンドと分析して反映する戦略が一般的だったため、デザイン特許で提訴する雰囲気ではなかった」と説明した。昨年アップルの特許侵害訴訟当時、サムスン電子代表取締役を務め、訴訟の当事者になった崔志成(チェ・ジソン)副会長(61、未来戦略室長)はボルドーTV成功神話の主役だ。匿名を求めた業界関係者は「ボルドーという製品でテレビ市場を変えて1位になったように、携帯電話でも新しい市場を開く製品が出てきてこそサムスンがファーストムーバー(First Mover=新しい技術と市場の開拓者)として地位を固められるだろう」と述べた。

アップルと同盟MSは笑う…サムスン連合軍グーグルは反撃を示唆(1)

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