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【時論】日本の二重基準(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国統治権者の独島(ドクト、日本名・竹島)訪問で、日本は韓国を国際司法裁判所に提訴し、通貨スワップを中断するとして対抗している。 「痛惜の念のような言葉なら言わないほうがましだ。韓国を訪問したければ独立運動をして亡くなった方々に心から謝罪すればよい」という韓国大統領の極めて当然な言葉に対し、「無礼だ」と極度に興奮している。韓国政府が野田佳彦日本首相の書簡を返送すると外交欠礼だとして反発し、野田総理は李明博(イ・ミョンバク)大統領の天皇謝罪要求発言に謝罪を要求した。一国の国母である明成皇后を殺害した日本が、天皇を取り上げたからといって謝罪を要求する資格があるのか。

1895年10月8日未明、一団の日本人が景福宮(キョンボククン)を急襲して明成皇后を残酷に殺害し、遺体を燃やした。三浦梧楼公使が指揮した極悪非道な蛮行だった。一国が他国を侵略することはあったが、明成皇后殺害のように侵略対象となった国の王妃を殺害し、遺体まで燃やしてしまった国は日本以外にない。日本は明成皇后殺害後、独島を侵奪し、韓半島を植民地にし、太平洋戦争を起こし、朝鮮の男性を強制徴用し、女性を性奴隷として連行した。明成皇后殺害と独島侵奪、国権強奪をした当時の天皇は現天皇の曽祖父の睦仁、女性を性奴隷として連行するなど残忍な植民統治をした天皇は父の裕仁だ。明成皇后殺害事件を相手の立場で考えていれば、決してそのようなことは言えなかったはずだ。

メドベージェフ前ロシア大統領(現首相)はクリル列島(千島列島)を2回訪問した。日本は2年前の訪問当時、遺憾表明と駐ロシア日本大使を交代するレベルで対応し、昨年7月の訪問当時には抗議声明1枚を出しただけだ。15日に香港人14人が尖閣諸島(中国名・釣魚島)に上陸すると、日本は彼らを逮捕した後、司法手続きも踏まずに送還した。ロシアと中国には低姿勢で、韓国には高圧的な態度を見せている。台湾が尖閣諸島問題を国際司法裁判所に回付すると主張しても、日本政府とメディアはいかなる反応も見せない。

【時論】日本の二重基準(2)

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