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アップルのデザインにトレードドレス認定、サムスンの主張は棄却(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
陪審員のこのような評決は24日にソウル中央地裁で下されたものとほぼ正反対だ。ソウル中央地裁はデザインと関連し、「アップル製品が出る前に発売されたLG電子のプラダフォンなどでも類似のデザインが使われた」としてアップルの主張を受け入れなかった。また、サムスンの特許権を認めただけでなく、アップルに損害賠償責任まで負わせた。サムスン電子がFRAND宣言をしたといっても技術を使う側から正当な事前手続きを踏まなければ問題にできるとみたのだ。

陪審員評決に対して「ひいきではないのか」という指摘が出ている。アップルが多少有利だがどちらも完全な勝利を収めるのは難しいだろうという業界の観測にもかかわらず、陪審員団が協議開始から22時間ぶりにアップルの手を上げたためだ。コーロンインダストリーと米デュポンの訴訟を根拠に米国陪審員団の一方的な自国企業への肩入れに対する批判も出ている。昨年11月、米バージニア東部裁判所の陪審員団はデュポンがコーロンに対しアラミド繊維技術の営業秘密を侵害したとして起こした訴訟で、コーロン側に9億1990万ドルを賠償するよう評決したことがある。

アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はこの日社員に送ったメッセージで、「陪審員団が盗みは正しくないとの強く明確なメッセージを表明したことに喝采を送る」とした。これに対しサムスン電子は「今回の評決が消費者の選択権を制限し業界革新を妨げることになるだろう」という立場を表明した。

アップルのデザインにトレードドレス認定、サムスンの主張は棄却(1)

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