「朴鍾佑（パク・ジョンウ）が表彰台に立てなかったのは気の毒だ」。

洪明甫（ホン・ミョンボ）韓国サッカー五輪代表監督がＭＦ朴鍾佑（パク・ジョンウ、２３、釜山）に対する心境を明らかにした。

洪監督は２２日午前、ソウル新門路サッカー会館１階ロビーで、ロンドン五輪決算記者会見を開いた。 洪監督は「朴鍾佑が五輪表彰式、帰国記者会見、歓迎夕食会に出席できなかったことについては誤りだと思っている」とし「鍾佑は十分に資格がある銅メダリストだ」と強調した。


洪監督が率いた韓国サッカー五輪チームは今大会で銅メダルを首にかけ、１９４８年の初出場以来、歴代最高成績を残した。 しかし３位決定戦の後に見せたＭＦ朴鍾佑の「独島（ドクト、日本名・竹島）パフォーマンス」が問題になった。 大韓サッカー協会はその後、日本サッカー協会に屈辱的なメールを送るなど未熟な行政力を表した。

一方、洪監督は「選手の努力とスタッフの献身、国民の声援が一つになって良い成果を出すことができた」とし「今大会にすべてのものを注ぎ込んだ。 当分は休養を取りながら再充填の時間を持つ」と述べた。

－－ロンドン五輪を終えた感想は。

「選手が良い姿を見せ、望んでいた成果を出すことができた。 個人的にも光栄だった。 すべての人たちに感謝したい」

－－銅メダルを獲得できた原動力は。

「選手たちの努力が大きかったが、国民の声援が大きな力になった。 若い選手に声援を送ってくれる周囲の人たちの気持ちがそのまま伝わった。 選手もはっきりとした目標意識を持ってよく準備した」

－－今後の計画について説明してほしい。

「３年６カ月以上にわたり目標としてきた舞台が終わった。 これからは一般人に戻って生活する。 具体的に決まった計画はない。 ただ、今は私が持っているエネルギーや経験、知識などをすべて使い切った状態だ。 再充填が必要だ。 精神的、経験的、知識的にどうやって新しいものをまた充填するかを考えたい」

－－監督のオファーもたくさんあるようだ。

「今は自分にとって充填が必要な時期だ。 具体的なオファーは受けていないし、話があっても断る考えだ」

－－朴鍾佑が五輪大会期間中に「独島パフォーマンス」をして問題になった。 大韓サッカー協会もその後の行政処理過程で未熟な点を表した。

「朴鍾佑選手が決勝戦後に表彰台に立てなかったの気の毒だった。 どの選手にも負けないほどチームに大きく貢献した選手だ。 朴鍾佑は十分に資格がある銅メダリストだ。 サッカー協会の行政処理については、もう少し慎重にするべきではなかったかと思う。 朴鍾佑が帰国行事やその後の迎晩行事にも出席できなかったという話を聞いて残念だ」

－－五輪を最後に若い選手の海外進出の話が出ている。 監督として助言してほしい。

「挑戦自体は望ましい。 一つ忘れてはならないことは、無条件にビッククラブや金銭的に有利なチームを選択してはならないということだ。 若い選手には経験が重要だ。 選手たちは海外経験も豊富で兵役問題も解決した。 新しい世代の登場といえる。 期待が大きい」