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北朝鮮の張成沢、胡錦濤に会い金正恩訪中を打診か

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長の訪中は、黄金坪(ファングムピョン)・羅先(ナソン)市の共同開発のための協議が表向きの目的だ。金正恩(キム・ジョンウン)体制に入り、北朝鮮の対外投資誘致を専門に担当してきた李光根(リ・グァングン)朝鮮合営投資委員長など、相当数の経済官僚が同行していることからもその意図がうかがえる。昨年6月に黄金坪の着工式に参加した張成沢が、最近振るわない開発事業に再び推進力を加えようとしていると解釈される。

特に彼の訪中はいわゆる“6・28新経済管理体制”を通じて計画経済と配給制に一部手を入れようとする北朝鮮の動きと重なり注目されている。金正恩が内部の経済改革と並行して、中国を主軸とした対外開放と投資誘致を本格化するのではないかとの側面からだ。

しかし張成沢の訪中がこのような実務分野だけに限定していると見るのは難しい。彼は6日間、中国にとどまり、胡錦濤国家主席や温家宝首相ら最高幹部と面談する。金正恩の叔父で後見グループの核心である彼は朝中首脳部間のメッセンジャー役を担っている可能性がある。金正恩の初公式訪中のための地ならし作業をしているのではないかという観測も出ている。今月初め、王家瑞中国共産党対外連絡部長が平壌(ピョンヤン)で金正恩と面談した直後に張成沢が北京を訪れたからだ。政府当局者は「過去には王部長の平壌訪問後に金正日(キム・ジョンイル)が訪中した場合が少なくなかった」と述べた。


今年4月、北朝鮮の長距離ロケット発射でもたらされた朝中間の沈澱物を取り除こうとする高官間の交流という見解もある。ロケット発射直後、中国としては絶対に受け入れることができない北朝鮮の3次核実験の可能性が持ち上がると、朝中間には緊張が走った。北朝鮮の朴宜春(パク・ウィチュン)外相は先月11日、カンボジアで開かれた朝中外交長官会談の際、中国官営メディアの環球時報の「北核反対」報道を問題視して楊潔チ外相に大きな声で抗議したことが伝えられた。このような葛藤を縫合するために張成沢が直接乗り出したと見ることができるというのが対北専門家たちの見方だ。

IBK企業銀行経済研究所のチョ・ボンヒョン研究委員は「張成沢は朝中間で合意されたものの微震するように進捗している事業の推進日程を確定し、金正恩訪中時にどのような可視的成果物を得られるのか打診することに注力するだろう」と述べた。

一方、張成沢の訪中には約50人の労動党と内閣高官らが随行している。



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