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<麗水万博>800万人入っても、十分でない入場収入

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
12日閉幕する麗水万博は目標だった観覧客800万人突破を目前にしているが、大規模な赤字と事後活用問題などの課題を残すことになった。博覧会場を訪れた観覧客が街頭公演であるクラウンマイム(clown mime・ピエロ劇)を見守っている。[写真、麗水万博組織委員会]

海をテーマにした麗水世界博覧会が12日閉幕する。5月12日に開幕した麗水万博は後半に観覧客が大幅に増え、目標にしていた800万人観客突破は達成される見通しだ。また、80の展示コンテンツも好評だった。人口30万人の中小都市でも大型国際イベントを成功させることができるという自信を得られたのも大きい収穫だ。麗水(ヨス)と周辺地域は万博を機に高速道路・KTXなど基盤施設が大きく拡充された。しかし入場料収入が予想より大幅に足りず赤字要因になり、外国人観覧客数が目標値を下回るなど、国際的な呼応が期待に沿えなかったという指摘だ。

麗水万博組織委は9日午後8時現在、観覧客750万人を突破したと明らかにした。組織委は博覧会成功開催の尺度に挙げられる観覧客数、専門家評価、テーマの実現など3大要素を満たしたと自評した。世界博覧会を総括する国際博覧会機構(BIE)のロセル・タレス(65)事務総長は「美しい海を背景にテーマである海洋を効果的に実現したコンテンツと文化行事が優れた博覧会」と評価した。チョ・ヨンファン組織委副報道担当者は「序盤の興行不振と事前予約制廃止および復活など一部不十分な点もあったが、展示コンテンツと運営の面では合格点を受けた」と評価した。


だが、万博の入場収益が予想値を下回ったせいで大規模な赤字になった。800万観覧客突破は入場券割引と値段が安い夜間チケット・午後チケットの導入など「終盤の販促」にともなう結果であった。 開幕序盤の観覧客が予想値の4分の1を下回る4万~5万人にとどまるとすぐに3万3000ウォン(大人料金基準)一般チケットを2万ウォン(午後チケット)、1万ウォン(夜間チケット)などで大幅に下げた。1日15万人以上が集まったのには5000ウォン、7000ウォンならそれぞれ夜間と午後の入場が可能な学生・シニア団体観覧客が相当部分を占めた。組織委は入場料収入が当初の目標であった1820億ウォンより600億ウォンほど少ない1200億ウォン水準にとどまったと見ている。当初、55万人に達するだろうという外国人観覧客も最大40万人以下と把握された組織委関係者は「集計が終わっていない」として正確な統計を公開することをはばかった。

博覧会場の事後活用も非常事態になった。観客300万人を動員した最大人気施設アクアリウムを閉幕翌日の13日からハンファが運営を引き受けて再オープンすること以外はリサイクル案が決まっていない。収益性が高くないと判断した民間企業らが事後活用事業を渋っているためだ。組織委と国土海洋部などは閉幕が目前になったが海上舞台であるTHE BIG-Oとテーマ館・韓国館など主な施設7カ所の事後活用主体を選定できなかった。国土海洋部などは▼博覧会場関連工事設立▼博覧会施設民間企業移転▼公社+民間企業コンソーシアム構成など3つの案で苦心しているが長期化の兆しを見せている。麗水万博は12日午後7時、海上ステージであるTHE BIG-Oで開かれる閉幕式を最後に93日間の公式日程を終える。



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