極東アジアサッカーの2盟主、韓国と日本はロンドンオリンピック(五輪)で強烈な印象を与えた。1勝2分けで8強入りした韓国は、開催国である英国との準々決勝で勝ち、初めて4強入りした。日本は1次リーグで優勝候補のスペインを降して世界を驚かせた。エジプトとの準々決勝では3ゴールを決めて攻撃力も見せた。
しかし両国はともに決勝の敷居を越えられなかった。個人技が優れたブラジルとメキシコは試合を重ねるにつれて組織力も高め、驚くようなチームに変貌した。韓国と日本は個人技よりもスピードと組織力を生かした「極東サッカー」で対抗したが、力不足だった。韓国は0-3、日本は1-3で敗れた。東アジアサッカーの可能性と限界を同時に見せた両チームだった。
その韓国と日本が11日午前3時45分(日本時間)、ウェールズ・カーディフのミレニアムスタジアムで対戦する。韓日五輪チームの対戦成績は4勝4敗4分けとイーブン。両国の若いサッカー英才は勝利と敗北を経験しながら互いに成長した。しかし韓国は04年以降に行われた5試合では2敗3分けと一度も勝っていない。
韓国は‘知日派’を前面に出して日本戦に臨む。韓国にはJリーグでプレーする選手が5人もいる。金甫ギョン(キム・ボギョン)、白星東(ペク・ソンドン)、金英権(キム・ヨングォン)、黄錫鎬(ファン・ソクホ)、鄭又栄(チョン・ウヨン)だ。
洪明甫(ホン・ミョンボ)監督も97年から5年間、Jリーグを経験し、日本サッカーのシステムをよく知っている。洪監督は「韓国チームには日本でプレーしている選手たちがいる。相手を知らずにプレーするよりも、間違いなく助けになる」と述べた。
日本はユースからA代表チームまで一貫したプレーをする。短いパスを中心に繊細に試合を進めるパターンは五輪チームも同じだ。その日本を相手に同じパスプレーをするよりも、韓国特有のパワーと体力で対抗するというのが定石だ。金英権は「日本はメンタル面が弱い。私たちが強く攻めればチャンスが生じるだろう」と語った。
日本に勝てば「兵役優遇」という甘い副賞が待っている。アジア競技大会は金メダルだけが兵役優遇措置を受けるが、五輪では銅メダルまで適用される。兵役優遇はさらなる一歩を踏み出す動機になる可能性もあり、逆に足かせとなるおそれもある。
2010年広州アジア競技大会では障害として作用した。選手が兵役問題を過度に意識し、心理的な負担となった。その結果、準決勝でアラブ首長国連邦(UAE)に0-1で敗れた。洪監督は「すでにこういう状況を一度経験したので、選手たちもどうするべきかよく知っている」と述べた。
しかし「1分でもプレーしてこそ兵役優遇対象になる」という条項が団結したチームに影響を与える可能性もある。洪監督はブラジルとの準決勝で0-2とリードされた後半13分、主将の具滋哲(ク・ジャチョル)を抜いて一度も出場機会がなかった鄭又栄を投入した。現在、兵役対象でない選手はDF金基煕(キム・ギヒ)だけだ。金基煕が日本戦に出場するかどうかが注目される。また日本戦の結果によっては「兵役イシュー」が再び浮上する可能性もある。
しかし両国はともに決勝の敷居を越えられなかった。個人技が優れたブラジルとメキシコは試合を重ねるにつれて組織力も高め、驚くようなチームに変貌した。韓国と日本は個人技よりもスピードと組織力を生かした「極東サッカー」で対抗したが、力不足だった。韓国は0-3、日本は1-3で敗れた。東アジアサッカーの可能性と限界を同時に見せた両チームだった。
その韓国と日本が11日午前3時45分(日本時間)、ウェールズ・カーディフのミレニアムスタジアムで対戦する。韓日五輪チームの対戦成績は4勝4敗4分けとイーブン。両国の若いサッカー英才は勝利と敗北を経験しながら互いに成長した。しかし韓国は04年以降に行われた5試合では2敗3分けと一度も勝っていない。
韓国は‘知日派’を前面に出して日本戦に臨む。韓国にはJリーグでプレーする選手が5人もいる。金甫ギョン(キム・ボギョン)、白星東(ペク・ソンドン)、金英権(キム・ヨングォン)、黄錫鎬(ファン・ソクホ)、鄭又栄(チョン・ウヨン)だ。
洪明甫(ホン・ミョンボ)監督も97年から5年間、Jリーグを経験し、日本サッカーのシステムをよく知っている。洪監督は「韓国チームには日本でプレーしている選手たちがいる。相手を知らずにプレーするよりも、間違いなく助けになる」と述べた。
日本はユースからA代表チームまで一貫したプレーをする。短いパスを中心に繊細に試合を進めるパターンは五輪チームも同じだ。その日本を相手に同じパスプレーをするよりも、韓国特有のパワーと体力で対抗するというのが定石だ。金英権は「日本はメンタル面が弱い。私たちが強く攻めればチャンスが生じるだろう」と語った。
日本に勝てば「兵役優遇」という甘い副賞が待っている。アジア競技大会は金メダルだけが兵役優遇措置を受けるが、五輪では銅メダルまで適用される。兵役優遇はさらなる一歩を踏み出す動機になる可能性もあり、逆に足かせとなるおそれもある。
2010年広州アジア競技大会では障害として作用した。選手が兵役問題を過度に意識し、心理的な負担となった。その結果、準決勝でアラブ首長国連邦(UAE)に0-1で敗れた。洪監督は「すでにこういう状況を一度経験したので、選手たちもどうするべきかよく知っている」と述べた。
しかし「1分でもプレーしてこそ兵役優遇対象になる」という条項が団結したチームに影響を与える可能性もある。洪監督はブラジルとの準決勝で0-2とリードされた後半13分、主将の具滋哲(ク・ジャチョル)を抜いて一度も出場機会がなかった鄭又栄を投入した。現在、兵役対象でない選手はDF金基煕(キム・ギヒ)だけだ。金基煕が日本戦に出場するかどうかが注目される。また日本戦の結果によっては「兵役イシュー」が再び浮上する可能性もある。
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