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逼迫する電力需給、2日連続で「注意」の警報=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
猛暑の中で電力事情が2日にわたり際どい状況を繰り返した。電力取引所は7日午後2時15分、予備電力が264万キロワットに落ち込むと前日に続き「注意」の警報を発動した。2日連続で「注意」警報が下されたのは初めてだ。警報発動当時の需要は7425万キロワットだった。前日記録した過去最大の7429万キロワットに迫った。予備電力は供給可能電力から現在の需要を差し引いたもので200万~300万キロワットの状態が10分間続くと「注意」の警報が出される。

この日韓国電力と電力取引所は、続いている猛暑にともなう需要増加に備え午後2時を前後してあらかじめ需要縮小に乗り出した。電力消費が多い鉄鋼とセメント産業を含め取り決めた企業に節電要請をした。

この日の予備電力は午前8時を過ぎて急に減り始め、11時20分に330万キロワットまで落ち300万~400万キロワットの間で出される「関心」警報が下された。午後に「注意」段階まで進んだ電力需給は午後4時に入って再び「関心」段階に好転した。知識経済部のヤン・グァンソク電力産業課チーム長は、「この数日が山場。台風の予報がある週末を過ぎれば電力状況が一息つくか推し量れるだろう」と話した。


猛暑で家畜のニワトリ、アヒル、ブタが大量に死ぬケースも続出している。農林水産食品部によると先月下旬からの猛暑で7日までにニワトリ40万羽が死んだ。アヒル1万7000羽とブタ113頭も死ぬなど被害も大きかった。アサリ養殖は20ヘクタールにわたり被害が出た。政府は猛暑と異常水温で農漁業への被害時には災害対策委員会での審議を経て国と自治体からヒヨコや子ブタなどの支援を受けられると明らかにした。NH農協損害保険は家畜大量死を補償してほしいという要求が続出したことから最大3日以内に補償金を支払う非常体勢に入った。



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