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【時視各角】羽ばたく中国、しかし韓国は…(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国はやはりすごい。 最近の欧米の不況を機に、中国はエネルギー・資源強国の夢を実現しそうだ。 もともと中国のエネルギー・資源飽食症は有名だった。 いつ政権が転覆するか分からず国家リスクが大きいアフリカにもじゅうたん爆撃をするように援助し、この地域のエネルギーと資源を一手に握る戦略に乗り出した。 そして今回、本物のチャンスが来た。 欧米の不況が深まり、国家リスクのない安定したエネルギー企業が市場に出始めたのだ。 これに対し中国は速やかに資金を供給し、これを買い集めている。

ウォールストリートジャーナルは最近、中国のエネルギー開発国営企業である海洋石油総公司(CNOOC)がカナダ原油・ガス生産業企業ネクセンを151億ドルで買収することにした、と報じた。 買収金額を全額現金で支払うという条件も付けた。 聞こえてくる情報はこれだけでない。 最近、中国石油化工がカナダ原油生産企業タリスマンエナジーの北海油田事業の株式49%を引き受けることで合意したという。 現在、中国は大量ショッピング中で、近い将来、中国に多くのグローバル資源企業が出てくる見込みだ。

実際、欧米の売り物の中には従来の半値で出ているものが多く、「海外資源開発の大きな市場ができている」と業界は説明している。 先進国の資源企業はアフリカや南米とは質的に違う。 第3世界の鉱山と油田を開発するには、まず道路や発電所などインフラ建設から始めなければならない。 ある日、反乱軍が政府を転覆すれば事業が消えたりもする。 しかし先進国はすでに社会インフラが充実していて、追加費用も必要なく、国家リスクも低い。 資源業界の関係者は「今お金さえあれば質の良い鉱山や油田を買い物かごにぎっしり盛ることができる」と口をそろえる。


こうした市場で中国が独りでショッピングをしている中、これまで海外資源開発に熱を上げてきた韓国はあまりにも静かだ。 韓国海外資源開発業界の関係者は異口同音に答える。 一言で「オールストップ」だと。 いま韓国の海外資源開発最前線は武器を置いて後方を見ているという。 李明博(イ・ミョンバク)大統領の兄・李相得(イ・サンドゥク)元議員が海外資源開発をすると大声で騒ぎ立てながら取り組み、今となってはその人もいないので、無主空山を手掛ける‘豪傑’の挑戦も容易でない。



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