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【コラム】揺れる漢江の橋=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米国もそうだった。2007年崩壊して62人の死傷者を出したミネアポリス橋もゲルバートラス工法で作った橋だ。米国は89年から2000年まで503の橋が連鎖的に崩れて橋梁恐怖症(gephyrophobia)という用語までできた。時間周期で見た場合、本格的な都市開発が米国より30年ほど遅れている韓国に似た安全事故が切迫する可能性があるという懸念が出てくる理由だ。

都市が老いながら公共施設も老朽化する。ソウルだけみても漢江の橋だけでなく40キロメートルに達する河川覆蓋道路、地下鉄駅舎、迷路のように絡まった地下空間など所どころ「地雷畑」だ。地方都市はさらに劣悪だ。一方、危機意識は弱くなっている。95年三豊アパート崩壊の記憶がかすんでくるほど、長い間大型惨事がなかった点も警戒心を武装解除させる。財政条件が良くない地方自治体は直ちに成果が目に見えない安全分野への投資は冷遇する。ソウル市でも安全予算比重は98年以後、減少傾向だ。

そういえば2012年は近代化50周年であるわけだ。経済開発5カ年計画が62年に始まった。大統領選挙走者は開発と発展から福祉と経済民主化時代を開くといって声を高めている。それなら都市計画分野でも建設の時代をすぎて管理の時代を準備する必要がある。聖水大橋崩壊の時、韓国社会に反響を呼び起こした『危険社会』の著者ウルリッヒ・ベック教授の警告を受けてみよう。「産業化は豊かさと危険を共に産んだ。近代化が極端に実験された韓国は特別な危険社会だ」

【コラム】揺れる漢江の橋=韓国(1)

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