北朝鮮で「金正恩(キム・ジョンウン)の内縁女性」という噂が広まった歌手ヒョン・ソンウォルが最近、幹部に登用されたという説が出ている。
6日の牡丹峰楽団創立記念公演で、ヒョン・ソンウォルと推定される女性が金正恩第1秘書の後ろの席に座っているのが確認された。当時、金正恩の隣に座った美貌の若い女性がヒョン・ソンウォルである可能性も提起されたが、‘本物’のヒョン・ソンウォルとみられる人物が金正恩の後ろの席にいることが確認された。
23日のデイリーNKによると、北朝鮮の文化芸術界出身でヒョン・ソンウォルを近くで見た脱北女性Aさんは最近、牡丹峰楽団公演の写真を見ながら、「金正恩の後ろの幹部の間にいる30代の女性がヒョン・ソンウォル」と話した。
この女性は「金正恩が公式行事に過去の恋人ヒョン・ソンウォルを同席させ、報道までされたということに驚く」とし「夫人と一緒の席にヒョン・ソンウォルを出したのは、不倫疑惑を収拾しようという底意が隠れているようだ」と主張した。
別の脱北者はこの女性が幹部と並んでいるという点で幹部登用の可能性までも提起した。実際この女性は公演当日、随行幹部の間で金正恩の指示をメモするように書き取る姿が北朝鮮メディアの写真を通じて確認された。
ヒョン・ソンウォルは平壌(ピョンヤン)音大を卒業し、普天堡電子楽団所属の歌手として活動したスターだ。「駿馬処女」という曲をヒットさせた後、金正恩が後継者に浮上した09年ごろ、突然、姿を消した。
これに関し北朝鮮でもいろいろな話が出ている。まず、スイス・ベルンで留学生活を終えて帰国した金正恩が普天堡電子楽団の公演を観覧している間、年上のヒョン・ソンウォルに恋心を抱いたという説だ。金正日(キム・ジョンイル)がヒョン・ソンウォルとの関係を整理することを勧め、2人の関係は終わったという。
ヒョン・ソンウォルが再登場したのは今年3月の3.8国際婦女節記念銀河水音楽会だ。金正恩が観覧する中、司会者が観客席にいた臨月のヒョン・ソンウォルを見つけ、ヒョン・ソンウォルは重い体で舞台に上がって「駿馬処女」を歌った。これが偶然か演出かは明らかでない。
当時、北朝鮮メディアはヒョン・ソンウォルの独唱の姿を紹介し、「出産を控えた体で歌を歌った」と伝えた。北朝鮮内部の公演で臨月の歌手を舞台に立たせ、これを紹介したというのは極めて異例という評価だ。北朝鮮芸術団出身のAさんは「金正恩の特別待遇がはっきりと表れた部分」と語った。
ヒョン・ソンウォルは護衛司令部の軍官と結婚したという。デイリーNKによると、通常、北朝鮮内で「喜び組」は20代後半に護衛軍官と結婚するのが慣例という。金正恩一家をはじめとする高位層の放蕩な私生活に関する秘密を維持するためには、彼女たちを特別隔離・監視する必要があるということだ。
Aさんは「金正日の死去で障害がなくなった金正恩がヒョン・ソンウォルとの関係に積極的になったという解釈が可能」とし、ヒョン・ソンウォルの赤ちゃんも金正恩の子どもである可能性を提起したと、デイリーNKは伝えた。
しかしこの女性が本当にヒョン・ソンウォルと同一人物であるかどうかは確認されていない。一部ではヒョン・ソンウォルとは違う人物で、年齢も若く見えるという主張もある。
金晋希(キム・ジニ)記者
6日の牡丹峰楽団創立記念公演で、ヒョン・ソンウォルと推定される女性が金正恩第1秘書の後ろの席に座っているのが確認された。当時、金正恩の隣に座った美貌の若い女性がヒョン・ソンウォルである可能性も提起されたが、‘本物’のヒョン・ソンウォルとみられる人物が金正恩の後ろの席にいることが確認された。
23日のデイリーNKによると、北朝鮮の文化芸術界出身でヒョン・ソンウォルを近くで見た脱北女性Aさんは最近、牡丹峰楽団公演の写真を見ながら、「金正恩の後ろの幹部の間にいる30代の女性がヒョン・ソンウォル」と話した。
この女性は「金正恩が公式行事に過去の恋人ヒョン・ソンウォルを同席させ、報道までされたということに驚く」とし「夫人と一緒の席にヒョン・ソンウォルを出したのは、不倫疑惑を収拾しようという底意が隠れているようだ」と主張した。
別の脱北者はこの女性が幹部と並んでいるという点で幹部登用の可能性までも提起した。実際この女性は公演当日、随行幹部の間で金正恩の指示をメモするように書き取る姿が北朝鮮メディアの写真を通じて確認された。
ヒョン・ソンウォルは平壌(ピョンヤン)音大を卒業し、普天堡電子楽団所属の歌手として活動したスターだ。「駿馬処女」という曲をヒットさせた後、金正恩が後継者に浮上した09年ごろ、突然、姿を消した。
これに関し北朝鮮でもいろいろな話が出ている。まず、スイス・ベルンで留学生活を終えて帰国した金正恩が普天堡電子楽団の公演を観覧している間、年上のヒョン・ソンウォルに恋心を抱いたという説だ。金正日(キム・ジョンイル)がヒョン・ソンウォルとの関係を整理することを勧め、2人の関係は終わったという。
ヒョン・ソンウォルが再登場したのは今年3月の3.8国際婦女節記念銀河水音楽会だ。金正恩が観覧する中、司会者が観客席にいた臨月のヒョン・ソンウォルを見つけ、ヒョン・ソンウォルは重い体で舞台に上がって「駿馬処女」を歌った。これが偶然か演出かは明らかでない。
当時、北朝鮮メディアはヒョン・ソンウォルの独唱の姿を紹介し、「出産を控えた体で歌を歌った」と伝えた。北朝鮮内部の公演で臨月の歌手を舞台に立たせ、これを紹介したというのは極めて異例という評価だ。北朝鮮芸術団出身のAさんは「金正恩の特別待遇がはっきりと表れた部分」と語った。
ヒョン・ソンウォルは護衛司令部の軍官と結婚したという。デイリーNKによると、通常、北朝鮮内で「喜び組」は20代後半に護衛軍官と結婚するのが慣例という。金正恩一家をはじめとする高位層の放蕩な私生活に関する秘密を維持するためには、彼女たちを特別隔離・監視する必要があるということだ。
Aさんは「金正日の死去で障害がなくなった金正恩がヒョン・ソンウォルとの関係に積極的になったという解釈が可能」とし、ヒョン・ソンウォルの赤ちゃんも金正恩の子どもである可能性を提起したと、デイリーNKは伝えた。
しかしこの女性が本当にヒョン・ソンウォルと同一人物であるかどうかは確認されていない。一部ではヒョン・ソンウォルとは違う人物で、年齢も若く見えるという主張もある。
金晋希(キム・ジニ)記者
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