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<大リーグ>“電撃トレード”イチロー、ヤンキースのユニホームを着た理由は?

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版
米メジャーリーグの日本人打者イチロー(39)が12年ぶりにユニフォームを着替える。

シアトル球団は24日(日本時間)、「イチローがマイナーリーグの有望株2人と金銭を含むトレードでニューヨーク・ヤンキースに移籍する」と発表した。31日のトレードデッドラインを控えて出てきた最初のビッグディールだ。

これを受け、01年に日本人初のポジションプレーヤーとしてメジャーの舞台を踏んだイチローは、日本人では歴代5番目にヤンキースのピンストライプのユニフォームを着ることになった。


▽イチローのトレード、なぜ?

シアトルがイチローを送り出す代わりに獲得することになった2人は投手のミッチェル(25)とファークワー(25)。2人とも今季ベースボールアメリカ(BA)基準のヤンキース有望株トップ10に入らなかった選手だ。

01年のメジャー進出と同時に歴代2人目となるMVP・新人王同時受賞を果たし、アメリカンリーグでオールスター10回出場、ゴールデングラブ10回連続(2001-10年)受賞したイチローの華麗な経歴に比べると、明らかに見劣りする。

特に、04年にメジャー歴代シーズン最多記録の262安打をマークし、引退と同時に殿堂入りが確実視されているイチローを、日本企業の任天堂が最大株主であるシアトルがトレードで出したとのもやや疑問だ。

▽結局は実力

イチローはメジャー最高のトップ打者として10年以上君臨したが、不惑を目前にした年齢による衰えは避けられなかった。昨年は打率2割7分2厘と米国進出後初めて打率3割を割り、ゴールドグラブ受賞も逃すなど、不振を経験した。そして今季も24日現在、打率2割6分1厘にとどまり、上昇の兆しが見えない。

シアトルとしては07年にイチローと結んだ5年・9000万ドルの大型契約が今季満了するため、安値でも売るのがよいと判断したと考えられる。2年連続の地区最下位で、今年も早くからシーズンをあきらめたシアトルとしては、チーム再建の核心はイチローを処分することだった。

ちょうどヤンキースは主戦外野手のガードナーがひじの手術で戦列から離脱し、「イチロージレンマ」に陥ったシアトルとカードが合致した。トレード拒否権があったイチローも結局、移籍を受け入れた。

イチローはトレード直後に記者会見を行い「寂しいが、チームのためにも今離れるべき時だと思う。これまで応援してくれたシアトルのファンに感謝したい」と伝えた。



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