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北朝鮮食堂の美女従業員、特定のルームに案内する理由(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「先生、ルームをご使用になる時は話すことに格別に注意して下さい」。客の接待のために北朝鮮食堂を頻繁に訪れた中国駐在の商社員A氏がこの前人間的に親しくなったある女性従業員から聞いた言葉だ。平壌(ピョンヤン)に帰ることになったというその女性従業員はA氏に最後のあいさつの言葉のように暗示を与えたのだ。A氏は、「食事中に北朝鮮の女性従業員が料理の世話を言い訳に対話を盗み聴く感じでおかしかった。他の所が空いたのに特定のルームだけに案内することも多かった」と話した。最近A氏は北朝鮮食堂にいくのをやめた。

実際に昨年9月にネパールでは脱税疑惑で現地当局が北朝鮮食堂の玉流館(オクリュグァン)を家宅捜索した際にパソコンで食堂を訪れた韓国人顧客の対話内容と身元資料が入った報告書を発見した。誰がいつ食事に来てどんな話をやりとりしたのか日誌形式で記録されていた。北京に住んでいたある企業家は、「北朝鮮食堂の女性従業員が常連になった韓国の大手企業役員と売春をした後、その弱みを握り現地企業動向などを収集するのに活用したこともある」と伝えた。

休暇シーズンを迎え海外に行く観光客が増え、中国と東南アジア、欧州の北朝鮮食堂利用に注意報が出された。北朝鮮の料理と美女従業員の公演を売りにする北朝鮮食堂が対南工作機関の拠点や情報収集チャンネルとして活用されているためだ。韓国政府当局者は22日、「北朝鮮が夏休みシーズンを狙って海外に進出した自国の食堂を舞台に韓国人観光客と駐在員に対する工作活動を強化している情況が捉えられた」として利用自制を呼びかけた。北朝鮮の対南工作機関が情報収集だけでなく、誘引・拉致など危害工作を行う可能性もあるという懸念だ。






北朝鮮食堂の美女従業員、特定のルームに案内する理由(2)

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