ルノー・日産グループは危機に陥ったルノーサムスン自動車を支援するため、１億６０００万ドルを投入し、ルノーサムスン釜山（プサン）工場で２０１４年から次世代モデル「ローグ」を生産することにしたと２０日、明らかにした。 「ローグ」は日産の多目的スポーツ車（ＳＵＶ）で、年間８万台を生産して輸出する予定という。 また来年からルノーサムスンのラインアップに小型ＳＵＶと「ＳＭ３　Ｚ．Ｅ．」電気自動車を新規導入することを決めた。

訪韓中のカルロス・ゴーン・ルノー・日産グループ会長は「今回の戦略的決定はルノーグループと日産、ルノーサムスン３社が世界的に協業する‘ウィン・ウィン・ウィン（Ｗｉｎ－Ｗｉｎ－Ｗｉｎ）’戦略の代表的な例」とし「ルノーサムスンにとっては競争力を強化して成長する契機になるはずで、ルノーグループもこれを積極的に支援する」と明らかにした。 １９日午後に金海（キムヘ）空港から入国したゴーン会長は２０日午後に記者会見を開き、ルノーサムスン車の再建案を提示する。