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「韓国戦争の最大勝者は日本ではなく韓国だ」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国戦争の救護品のひとつだった移動式黒板。教育熱が高かった韓国人の特性を見事に見せている。在米政治学者のイ教授は韓国戦争の悲劇からこんにちの韓国の発展を築いた一種の要因を見出している。

「韓国戦争の最大勝者は日本ではなく大韓民国だ」

『韓国共産主義運動史』の著者として有名な在米政治学者イ・ジョンシク(81)ペンシルベニア大学名誉教授兼慶煕(キョンヒ)大学客員教授の言葉だ。新刊『21世紀にもう一度見る解放後史』(慶煕大学出版文化院)を出して韓国現代史に対する告白的回顧談を明らかにした。韓国戦争に対する一般人の常識を覆す見解だ。

イ教授は1931年平安南道(ピョンアンナムド)で生まれた。北朝鮮‐中国‐韓国‐米国を行き来する特別な生活を送った教授は「韓国戦争の勝者は漁夫の利を得た日本」と考えた。海外学界で現代史講演をするときは当然そのような話をした。


だが、そのような考えが昨年から変わったという。韓国戦争当時、日本経済は破綻直前であったが、軍需物資調達のために米国が提供した30億ドルの戦争特需が戦後日本の産業を立て直した事実まで否定するのではない。

教授の考えが変わった契機は2011年、米国で出版されたデービッド・ゴールドフィールド・ノースカロライナ大学教授の著書『燃えるアメリカ、どのように南北戦争が国を作ったのか』(America Aflame:How The Civil War Created a Nation)だ。この本を読んで朝鮮戦争に対する常日頃の考えが180度変わったという。「この本が私の意表をついた」と告白した。

米国の南北戦争は残忍で残酷だったがそれでも「人種間の平等を追求する一つの共同体として統合される過程で起きた不可欠な前奏曲だった」というのが『燃えるアメリカ…』の結論だ。



「韓国戦争の最大勝者は日本ではなく韓国だ」(2)

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