韓国銀行は民間消費と建設・設備投資、輸出がすべて当初予想より振るわないとの見通しを示した。成長を牽引しなければならない両輪の内需と輸出がともにふらつく状況で景気の回復を期待することはできない状況だ。このため政府と国際機関、民間シンクタンクはすでに今年の成長見通しを一斉に引き下げた。ここには韓国経済に影響を与える対外経済環境が想像以上に深刻化しかねないという判断が敷かれている。韓国銀行が市場の予想に反し急いで基準金利を引き下げたのも景気低迷の懸念がそれだけ大きいためだったとみることができる。
対外経済環境の悪化は中国の成長率鈍化で表面化している。中国の第2四半期の成長率は7.6%で世界的金融危機直後の2009年第2四半期以後で初めて8%以下に落ちた。中国政府は今年の成長率目標を7.5%と発表したが内心「保八」(8%維持)をマジノ線としていた。中国政府の景気浮揚努力にもかかわらず、成長率が8%を割り込んだのは世界的な景気低迷がそれだけ深刻化したという傍証だ。欧州の財政危機が解消されず、米国の景気回復が期待に沿えない中で世界経済の最後の砦の中国まで成長鈍化の道に入り込むならば世界経済の早期回復は当分期待しにくい。
対外経済環境の悪化は中国の成長率鈍化で表面化している。中国の第2四半期の成長率は7.6%で世界的金融危機直後の2009年第2四半期以後で初めて8%以下に落ちた。中国政府は今年の成長率目標を7.5%と発表したが内心「保八」(8%維持)をマジノ線としていた。中国政府の景気浮揚努力にもかかわらず、成長率が8%を割り込んだのは世界的な景気低迷がそれだけ深刻化したという傍証だ。欧州の財政危機が解消されず、米国の景気回復が期待に沿えない中で世界経済の最後の砦の中国まで成長鈍化の道に入り込むならば世界経済の早期回復は当分期待しにくい。
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