今年初め、オバマ米大統領が「米国の外交の中心を欧州からアジアに移す」と宣言して以来、米国はASEANに対する外交にいつよりも積極的になった。クリントン米国務長官は会議が開催されるまで、日本・モンゴル・ベトナム・ラオスを経てプノンペンに到着した。この4カ国は中国と領土問題などで対立している国だ。反中国連帯をあらかじめ組んで会議場に到着したのだ。
一方、すでにG2(主要2カ国)に成長した中国の影響力も大きかった。中国の政府開発援助(ODA)を受けて建設した「平和宮殿」で会議を主催したカンボジアは、南中国海(南シナ海)問題で中国の立場を後押しした。北朝鮮とタイは親中国外交路線を維持した。
一方、すでにG2(主要2カ国)に成長した中国の影響力も大きかった。中国の政府開発援助(ODA)を受けて建設した「平和宮殿」で会議を主催したカンボジアは、南中国海(南シナ海)問題で中国の立場を後押しした。北朝鮮とタイは親中国外交路線を維持した。
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