金仲秀(キム・ジュンス)韓銀総裁
韓銀が景気浮揚の強力な手段の一つである利下げカードを抜いたのは、それだけ景気沈滞の谷が深いと判断したという意味だ。韓国国内景気は国民総所得(GNI)が1-3月期、0.2%の成長にとどまり、6月の民間部門の新規雇用は10カ月ぶりの最低水準となるなど、下降局面にある。また景気同行・先行指数が同時に下落するなど、景気の不確実性が強まり、企業の投資心理も委縮している。半面、消費者物価は4カ月連続で2%台と安定している。利下げによる物価上昇圧力に耐えられる余裕がやや生じたのだ。
景気低迷にお手上げの韓銀総裁、ついに利下げ(2)
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