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【コラム】多文化社会の敵…韓国の放送番組の扇情性(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
「衝撃の実態報告、外国人との異性交際」というMBC(文化放送)番組を見ただろうか。この番組は韓国人女性をエイズに感染した浮気者外国人男性の性的奴隷として表現した。 韓国国内の多数の外国人がこの5分間の映像を見たはずだ。

この番組を初めて見た時、あまりにも扇情的であるうえ粗雑に作られているため、私はある外国人が風刺のために制作したパロディー映像だと錯覚した。 韓国の最大地上波放送の一つ、MBCの映像と知った時、大きなショックを受けた。 頭の中が混乱した。

韓国人視聴者がどんな反応を見せるかも気になった。 その内容がどれほど事実と異なり、常識的に受け入れられないことかを理解しているかが気になった。 一体、こういう番組を制作する目的は何だろうか。 どの視聴者を対象に制作したのかも知りたい。 韓国人の大半はこの番組に批判的だと私は確信する。 心配なのは、この番組を見た子どもたちだ。 韓国の高齢世代には、韓国が多民族国家に変わっているという点が気に入らないのかもしれない。 しかしグローバル化時代に多文化社会は受け入れざるを得ない流れだ。 韓国に住む外国人は毎年増え、韓国人と恋をして子どもを持つ外国人の数も増えている。 こうした子どもたちは韓国と世界の未来だ。 この子どもたちが問題のMBC番組のような偏見にさらされてはならない。


多くの外国人と韓国人、多文化家族の構成員はすでにMBC番組に対する不満をインターネットなどで表している。 フェイスブックを通じて8000人以上が団結した。 この人たちはMBCの公式謝罪を求めている。 しかし私が知るかぎり、MBCはまだ謝罪していないし、謝罪する可能性も低いようだ。



【コラム】多文化社会の敵…韓国の放送番組の扇情性(2)

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