南極の蔚山(ウルサン)岩峰(Ulsanbawi Peak)。海抜151.9メートルで、傾斜が大きい。峰の形と稜線が雪岳山(ソラクサン)の蔚山岩に似ている(写真=国土海洋部)。
上から仁寿峰、アウラジ渓谷、セソク平原、南極における韓国基地の位置(写真=国土海洋部)。
国土海洋部は国家地名委員会で制定した南極の地名10件が南極地名辞典(CGA)に新しく含まれる予定だと3日、発表した。昨年、白頭(ベクドゥ)峰・世宗(セジョン)峰など17件の南極国際地名を登録した韓国は、これで計27件の国際地名を保有することになる。
今回登載される地名は、韓国固有の地名が含まれたり、韓国の地形と似た南極の地形に韓国の地形の名前を付けたものだ。ウィーバー半島の南西側にある南極仁寿峰は、以前から世宗基地隊員が仁寿峰(北漢山)と呼んできたところだ。
南極アウラジ渓谷は、2つの緩やかな谷が重なって海岸につながる形が江原道旌善(カンウォンド・ジョンソン)のアウラジに似ているため、こうした名前がついた。このほか、セソク平原、蔚山岩峰、ミリネ氷河、マポ港、牛耳洞(ウイドン)渓谷などの名前も南極地名辞典に含まれた。
南極地名辞典には23カ国で登録された地名およそ3万7000件が収録されている。このうち米国(1万3151件)と英国(4897件)など8カ国が搭載した地名が93%を占める。日本が登録した地名は320件。
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