ポルシェのヴェンデリン・ヴィーデキング元会長。
しかし06年、欧州最大の自動車企業フォルクスワーゲングループの買収に乗り出し 最高経営陣に不和が生じた。 ポルシェより規模が16倍も大きいフォルクスワーゲンを買収するために巨額の資金を借り入れて公開買い付けを行った。 08年1月までにフォルクスワーゲン株51%を確保した。 こうした中でフェルディナント・ピエヒ(ポルシェ創業者の孫)取締役会議長が反撃に出た。 州政府が合併・買収(M&A)の承認を延期すると、ポルシェは90億ユーロの負債を抱え込むことになった。 ポルシェの最大株主ヴォルフガング・ポルシェ(創業者の孫)は逆にフォルクスワーゲンに買収を要請した。 こうしてヴィーデキング時代の幕が下りた。 フォルクスワーゲンは80億ユーロでポルシェ(株式49.9%)を引き受けた。
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