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ロシア、クリル諸島で日本漁船を拿捕

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ロシアと日本が領土紛争中のクリル諸島(北方領土)海上で、日本の漁船がロシア国境警備局に拿捕された。

26日のNHK放送によると、この日未明、クリル諸島のクナシル島(日本名・国後島)の北西側を通過していた日本漁船1隻がロシア警護艦に捕まった。NHKは「ロシア側がきょう日本外務省に(拿捕を)知らせてきた」とし「船には日本人2人とロシア人2人が乗っていて、乾燥ナマコなどが積まれていた」と伝えた。読売新聞は、日本人2人はクナシル島のユジノクリリスクに連行され、健康状態は良好だと伝えた。

日本メディアによると、ロシア国境警備局はクナシル島の北西12カイリで日本船舶を発見した。漁船が停船命令に応じず日本側に逃走すると、警護艦は後を追って拿捕した。拿捕当時、銃撃などの衝突はなかった。今回の事件は、来月のメドベージェフ露首相のイトゥルップ島(日本名・択捉島)訪問計画をめぐり、日ロ間の神経戦が激しくなっている中で発生した。


日本の藤村修官房長官は24日の記者会見で「ロシア政府要人による北方四島訪問は、領土問題に関するわが国の立場と相いれない」と不快感を表した。

これに対しロシア外務省は26日、ウェブサイトでこれに反論する立場を表した。「南クリル諸島は不可分のロシアの領土であり、外国がロシアの指導者の自国領内訪問に口を挟むのは不適切だ」ということだ。

メドベージェフ首相は2010年11月、ソ連およびロシアの最高指導者では初めてクナシル島を訪問している。



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