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「ポップの皇帝」マイケル・ジャクソン、韓国に特別な感情

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

マイケル・ジャクソンが1988年に韓服を着て取った写真(写真=LA中央日報)。

伝記「マイケル・ジャクソンの真実」を著したJ.ランディ・タラボレッリ。

「統一教会が1988年にマイケル・ジャクソンの韓国公演を推進し、彼に韓服を着せ愛国歌を歌わせようとした」。

作家のJ.ランディ・タラボレッリが20日に本紙との単独インタビューでこのように明らかにした。タラボレッリはジャクソンの伝記「マイケル・ジャクソンの真実」の作家だ。メディア関係者でジャクソンと最も多くインタビューした人物として知られる。彼はジャクソンが13歳の時に初めてインタビューしてから死亡する前まで接触を持ち続けた。

タラボレッリによると、当時統一教会側が公演を成功させるために送った人物は現在UIエネルギーの会長を務めるチェ・ギュソン(米国名ケネス・チェ)氏だ。


チェ会長と数回のインタビューを持ったというタラボレッリは、「チェ氏は公演を成功させるためにジャクソンの兄弟と両親にまず接触を試みた」と話した。ジャクソンが史上最多の販売高を記録したアルバム「スリラー」(1億枚以上販売)と「BAD」などでポップ界最高のスーパースターに浮上したのに反し、彼の兄弟はジャクソンファイブ時代の栄光を継続できなかった状況だった。

統一教会はソウルオリンピックスタジアムで4回の公演を持つ条件でジャクソンの兄弟と両親に総額750万ドルを支払うという条件を掲げた。ジャクソンの兄弟・両親は統一教会の提案を受け入れた。

タラボレッリは「(ジャクソンの父の)ジョセフは彼らからロールスロイス、彼の兄のジャーメインはレンジローバーを、また、母のキャサリンは息子を説得させる条件で現金100万ドルを受け取った」とした。彼は「マイケルが兄弟らと公演するのを避けていたが、彼が世の中で最も愛する母の考えを断ることはできなかった。結局ジャクソンは韓国公演の契約書にサインをした」と明らかにした。愛国歌と韓国歌謡は歌わないという条件だった。しかしジャクソンの88年の韓国公演は出演料の問題で結局失敗に終わった。

タラボレッリは「ジャクソンが韓国に対し特別な感情ができたようだ。最後に世界ツアーをしたのも1999年のソウル公演だった」と話した。タラボレッリはフランク・シナトラの伝記など18冊の本を執筆したベストセラー作家で、CBSテレビのニュース分析者として活動している。



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