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メドベージェフ首相がまたクリル諸島の訪問を推進

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本とロシアの領有権をめぐる争いが再び緊張局面を迎えている。

ロシア極東の地域通信社の「サハリンインフォ」は24日、「ロシアのメドベージェフ首相が来月2日にウラジオストクを経てサハリン州とクリル諸島のイトゥルプ(日本名:択捉島)を訪問する予定だ」と報道した。朝日新聞など日本の新聞も一斉にこうした事実を迅速に伝えた。

メドベージェフ首相は2010年11月にもソ連およびロシアの最高指導者として初めてクリル列島のクナシル(日本名:国後島)を訪問した。メドベージェフ大統領(当時)は「クリル列島の4島はロシアが実効支配する領土であるだけに(日本側の領土返還要求には)決して応じることはできない」としてクナシル訪問を強行した。日本の菅直人首相(当時)は「許し難い暴挙」と猛非難した。


こうした点を意識したように日本の藤村修官房長官はこの日の記者会見で「ロシア政府要人の北方領土(南クリル諸島の日本名)4島訪問は領土問題に関するわれわれの立場と相反する。これ以上コメントしない」とし不快感を示した。

日本政府は「後頭部を殴られた」という反応だ。19日にメキシコで開かれた主要20カ国(G20)首脳会議でロシアのプーチン大統領と日本の野田佳彦首相は、「静かな環境下で(領土問題交渉関連)議論を進展させられるよう両国とも外交当局に指示する」という合意文まで発表した状態だったためだ。ともに柔道愛好家の両首脳は当時相手方の国家代表チームの柔道着を贈り合い和やかな雰囲気だった。

プーチン大統領の積極性に期待感を持って領土問題交渉の成果を期待した日本政府ではメドベージェフのイトゥルプ訪問が大詰めで取り消しになることだけを期待する雰囲気だ。





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